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 喧嘩  泉奏 ページ10

「どうして貴方はいつもいつも心配をかけるんですか!
少しは俺の事も考えてくださいよ!!」

貴「考えるって、奏はいつも勉強ばっかりじゃん!
その言葉そっくりそのまま返す!!」

「...もういいです。
これから俺に口をきかないでください」

貴「誰が聞くもんか。そっちこそ話しかけてこないでよ」



はぁ...。

今日、少しのことでAと喧嘩をしてしまいました。

いや、少しではありませんね...。

最近俺はAにかまってあげられていなかった。



「本当は俺が悪いって分かってるのに...」



今さらながらに後悔してももう遅い。

自分から口をきくなと言ってしまった。

どうして仲直りをすればいいのだろうか...。

こういう時にかぎって、はっきりとごめんなさいと言えない自分に腹が立つ...。




ア「...おーい、泉さーん?」

「何ですか...」

ア「それ、本さかさまだけど」

「っ!?」

ア「お前何かあった?Aも機嫌悪いみたいだし...」

「...別に、何でもありません。ほっといてください」


あれから全く授業も頭に入って来ない。

今朝も先生に何回も名前を呼ばれてたみたいだったが気付かなかったー...。




ふと気が付けばもう放課後になっていた。


生A「ねぇ...、ーーー...」

貴「ーーー...!!」

生A「いい加減にーーー!!(ドンッ」

貴「っ...!」


なんだ...?Aの声ともう一人...。

一体何を話してるんだ?


貴「い、いやだ!」

生A「っち、往生際悪すぎ。
あんたみたいな女が泉君と付き合ってたら、泉君がかわいそうでしょ?」

貴「でも私はっ!」

生A「こうなったら、泉君にAが浮気してたとでも言ってやろうかしら」

貴「し、してないよ!」

生A「今あんた喧嘩してるんでしょ?
その腹いせにって言い訳付ければ信じるでしょ」



「誰が信じるですって...?」

貴「奏...!?」

生A「泉君...!」

「俺は心の底からAを愛しています。そんな簡単な嘘、信じるわけないでしょう?
というか、いい加減その薄汚い手を離してください」

俺が軽くにらみつけるとその生徒は早足で去って行った。

「全く...、今度会ったら許しませんよ...」

貴「奏...」

「...すいません、A。
俺が悪かった。ちゃんとAの事を考えてあげれなかったから...」

貴「ううん、いいよ。忙しかったんだし。...もう帰ろっか」

「いや...、今日は埋め合わせをします。
付き合ってくださいね、Aー...?(チュッ」

 我儘  朴ウィト→← 教師  神生アキラ



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設定タグ:アルスマグナ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» いやいや、こちらこそありがとう(´▽`*) (2016年2月15日 22時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» 全然大丈夫よ?フォローありがとう! (2016年2月15日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» 遅くなってごめん!私もフォローした! (2016年2月15日 2時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» フォローしたよ! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» @のあとは「KenchanRyouna」だよ! (2016年2月14日 19時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Suzu | 作成日時:2014年12月30日 19時

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