［アルスマグナ］短編集 version２！！ (ページ4)

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　内緒　　神生アキラページ4

えー…、只今絶賛居残り中です…。

理由はというと６時限目の数学で

先「じゃあこの問題解けるまで帰さないからなー」

という先生の問題発言のせいで皆帰れねーんだよ…っ！！！！！！

…わりぃ、取り乱した←

まぁ俺はもうとっくに問題終わったんだけどなー。

おい今あのバカなアキラが！？とか思ってねーよな？←

んじゃどうしてここにいるかっていうと…、

貴「んぁー！もうわかんない！！」

こいつを待ってるんです。

泉は先に部活行ってるって出てっちゃって、俺は待っとこうかなーと。

一応Aの彼氏だし？一緒に部活も行きたいし。

貴「アキラー、答え教えてよー！」

先「答え教えたやつトイレ掃除一か月なー」

全「「はあぁぁぁぁああ！？」」

ほんっとこの教師鬼だろ！

何でケント先生もこんな鬼に任せたんだろーな…。

鬼？鬼って言えばいｚ…、寒気したから考えるのやーめよ←

ーーー

あれから３０分たって、生徒もだんだん帰って行った。

今教室に残ってんのは俺とAの二人だけ。

先「神生は終わっただろ？ならもう部活行けー」

ア「いや、俺はA待ってるんで」

先「そしたら部活行けなくなるぞ？」

貴「先生地味にひっどい」←

ア「別に部活行けなくてもAと一緒に帰れるんならそれでいいっす」

先「…そこまで言うなら勝手にしろ」

どかっと音がしそうな勢いで座った先生。

貴「…わかんないよ…」

ぼそっと呟いたAの目にはだんだん涙がたまっていた。

ア「A…」

今にも泣きそうなのに、俺何も言えねーのかな。

…Aの泣き顔見るくらいなら、トイレ掃除ぐらい…。

って考えてたら、

先「悪い、少しトイレ行ってくるから神生みはっててくれ」

ア「はーい…」

貴「うぅ…、ごめんアキラ。こんなに待たして」

ア「いいって！さっきも言っただろ、帰れるだけで十分！
それよりさ、」

貴「ん？」

ア「これの答え、５分の２」

貴「え？アキラ、それ…」

ア「いーから、先生来る前に。
この式写せ！」

貴「うん」

ーーー

貴「あー、終わったー！」

ア「といっても部活やれんのも後少しだけどな」

貴「ぅ…」

うわ…、何その顔。

すっげー可愛いんだけど…。襲っていいですか？←

ア「あ、でもさA」

貴「何ー？」

俺はAの耳元まで顔を近づけた。

ア「…さっき答え教えたこと、内緒だかんな？」

そして最後にちゅっとAの頬にキスをした―…。