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 兄妹  神生アキラ ページ25

(ピピピピピピピ...)

「(-_-)zzz」

貴「う...、うるさいわぁあああ!!!」←


...耳元で何かすっごいでかい声が...。


貴「いい加減起きろー!!!」

「...んぁ?」

貴「んぁじゃない!アキ兄起きて!」

「...あと5分」

貴「そう言っていつも10分ぐらい寝てるじゃん!」

「んじゃあと1時間」

貴「何で増えるの!?もうふざけてるでしょ!」

「ふざけて...ねぇ...」

貴「ちょっと!寝ないでよ!!また奏先輩に怒られるよ!?」


いつもこうやって俺を起こしてくれる妹のA。

俺が頼んで同じ部屋にしてもらった。

それを嫌がらないのが俺の妹なんだよ。

でも、朝っぱらからさぁ...。




「...分かったよ」




少しむすっとして起きれば不思議そうに首を傾げるA。

あぁー、可愛い!

可愛いから昔っからよく変な奴に誘われたりしてる。

でもあいつ俺とよくバスケしてたから危機感がねぇっつーか。

だから同じ部屋にしてもらった。

もしAの身に何かあって、守れなかったら兄失格だしな。



貴「アキ兄、朝ごはんできたよー」


笑顔で言ってくるA。

俺はそれを無視して黙って椅子に座る。

そして黙々とご飯を食べた。



...相変わらずうめぇ...。




貴「アキ兄ー、何か怒ってる?」

「別に、怒ってねぇよ」


っていうのは嘘。

何か...、学校ではまぁ許せるんだけど、

せめて俺と一緒に居る時は他の奴の名前をあまり呼んでほしくない。

泉とか、他のメンバーもAに興味があるみたいだし。





貴「アキ兄、私何かした?」

「...別に」

貴「言ってくれないとわかんないんだけどー?」

「...ごちそうさま」


食べ終わった食器を台所へ持っていく。

俺は少しAをしばってんのかもな...。

もし女子寮にあいつを入れてれば、女子の友達ももっとできてただろう。

それにAにだって好きな奴くらいできる。

だから...、俺は少し怖いんだ。

俺の元からAが離れていくって思うと...。


貴「私は離れないよ、アキ兄」

「A!まさか、俺...」

貴「ばっちし口に出してたよ!」

「...最悪。ってか離れないって」

貴「だって、私が好きなのはアキ兄だけだもん!」

ギュッと抱きしめてくれるA。

Aがいてくれてよかった。家族でよかったーー...。

 姉弟  泉奏→← Valentine  九瓏ケント



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設定タグ:アルスマグナ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» いやいや、こちらこそありがとう(´▽`*) (2016年2月15日 22時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» 全然大丈夫よ?フォローありがとう! (2016年2月15日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» 遅くなってごめん!私もフォローした! (2016年2月15日 2時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» フォローしたよ! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» @のあとは「KenchanRyouna」だよ! (2016年2月14日 19時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Suzu | 作成日時:2014年12月30日 19時

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