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 Valentine  朴ウィト ページ22

あー...、すっごい緊張する!

でもここで渡さなくっちゃ、全部台無しになっちゃうし!


貴「あれ?ウィト?」

「A先輩...っ!」

貴「どうしたの?こんなところで...」

「こ、これ!良かったら受け取ってください!」

貴「わ、私に?!//」

「はい!」


昨日頑張って作ったんです!先輩のために...。









あー...、明日はバレンタインか...。


僕は普段と何も変わらずテレビをつけてだらだらしてたw

チャンネルをかえようとしたらある言葉が目についた。

『逆チョコ』

ふーん...、逆チョコか...。


そういえばA先輩って、誰かにあげたりするのかな...。

嫌だな、そんなの。


そう思った僕は逆チョコをしようと思ったんだ。

先輩が誰かにあげる前に僕があげればいいじゃん!ってね。


でも何作ろう...。

いざとなって分からないよね。

...そういえばこの前タツキ先輩とA先輩が話してたな。

なんだったっけ?

えーと...、確か、マカロン?食べてみたいとかなんとか言ってたような。

よし、マカロン作ろう!


レシピ...はインターネットで調べて、今から材料買いに行かなくちゃ!

チョコ味のマカロンって前タツキ先輩にもらったけどおいしかったな〜。

僕もあんな風に上手く作れるかな...。







「あ〜、全然できない!!!」

何で!?いや、食べれるっちゃ食べれるけど!

「何か微妙!」

キッチンは材料やら道具でごちゃごちゃになっていた。

もうマカロン作れないし、ケーキとかにしようかな...。


でも、先輩が食べたいって言ってたし、喜ぶ顔が見たい...。


「頑張ろう...!」





いつの間にか寝てたみたいで、気が付いたら朝になってた。

「やばい!」

ばっと起き上ったら箱に包んであった。

よかった、昨日のうちに全部やってたんだな...。






で、今に至るんだ。

貴「...これ!マカロンだ!!」

箱を開けて喜んでるA先輩。

やっぱり頑張ってよかったな...。

「食べてみてください!上手く作れてるか分からないけど...」



貴「ん、すっごいおいしいよ!」

ニッコリと笑ってそう言ってくれた。

僕は我慢できなくて、チュッ、と口づけた。


貴「ウィト///」

「これ、お返しはいいです!」

貴「え!?そ、それはダメだよ!」

「いいんです!その代り、A先輩を貰いますから...」




A先輩を抱きしめて、頭をなでた。

絶対離さないから...、A先輩...。

 Valentine  榊原タツキ→← Valentine  泉奏



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設定タグ:アルスマグナ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» いやいや、こちらこそありがとう(´▽`*) (2016年2月15日 22時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» 全然大丈夫よ?フォローありがとう! (2016年2月15日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» 遅くなってごめん!私もフォローした! (2016年2月15日 2時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» フォローしたよ! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» @のあとは「KenchanRyouna」だよ! (2016年2月14日 19時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Suzu | 作成日時:2014年12月30日 19時

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