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 指導2  ウィト&ケント先生 ページ19

次の日、俺は朴の部屋に行った。

「お〜い、朴〜。いるか?」

ウ「何ですかぁ...」

さっきまで寝てたのか...?

「ちょっといいか?」

ウ「別にいいですけど...」

こうして生徒の部屋に入るのは久しぶりだな...。

ベットの近くにテーブルがあって、その上にはお菓子の資料がいっぱいあった。

...夜遅くまで読んでたのか。



ウ「...あ、すいません」

素早く片づけ始める朴。

「いや、そのままでいいぞ。事情は泉から聞いた」

ウ「やっぱり泉先輩にはばれてたんですね...w」





ウィトside

とりあえず簡単そうなものを調べてたけど...。

まさかいきなり先生が来るとは思わなかった。

でも何で来たんだろう...?


「どうして先生は僕の部屋に来たんですか?」

ケ「教えに来たんだよ」

「何をですか?」

ケ「何をって...、決まってんだろ。料理だよ」

「...はい!?」

料理って...、本気なの!?


ケ「何突っ立ってんだ、はやくするぞー」


って言いながら勝手に冷蔵庫あけてるし...。


ケ「おぉ、材料はちゃんとそろってんだな」

「昨日のうちに買っておいたんです」







「うおぉぉぉ!できた!!」

ケ「うん、まぁまぁだな」


僕が教えてもらったのはマフィン。

チョコとかもあったけど部活に持っていくのにマフィンがいいかなって。

「っていうか先生教えるの上手いですよね」

ケ「当たり前だ。何年教師してると思ってんだw」

「化学の、ですけどねww」



それから色んな味のを作って先生と味見したりした。

ブルーベリー、くるみ、チーズのマフィンを持っていくことにした。


「先生、ありがとうございます!」

ケ「いや、別にこれぐらいいいって。
それに生徒が悩んでたら助けるのが先生の役目だろ?」


本当、こういうところはずるいよね。先生って。

いつもはおちゃらけてるのにしっかりするときはしっかりしてて。

とても頼りのある先生。


ケ「じゃあ終わったし、俺は帰るわ。お邪魔しました〜」

さっさと玄関に向かう先生を慌てて追いかける。


「先生!」

ケ「何だ?」

「次...、新しいお菓子作ったら食べてくれますか?」

ケ「...あぁ」

「絶対ですからね!」


先生はひらひらと手を振って帰っていった。


次の部活の日、皆は驚きながらも美味しいって言ってくれた。

皆にばれないように先生が「頑張ったな」って耳打ちしてきた。


「ありがとうございます!」


本当に、あの時の先生はいつもよりかっこよく見えた。

 Valentine  神生アキラ→← 指導1  ウィト&ケント先生



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設定タグ:アルスマグナ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» いやいや、こちらこそありがとう(´▽`*) (2016年2月15日 22時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» 全然大丈夫よ?フォローありがとう! (2016年2月15日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» 遅くなってごめん!私もフォローした! (2016年2月15日 2時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» フォローしたよ! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» @のあとは「KenchanRyouna」だよ! (2016年2月14日 19時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Suzu | 作成日時:2014年12月30日 19時

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