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 指導1  ウィト&ケント先生 ページ18

ケント先生side

6時限目が終わったと知らせるチャイムが鳴り響く。

俺は一旦職員室に戻り、自分の机に置いておいた携帯を見る。

そこには一通のメールが届いていた。


「...朴?」


...何かあったのだろうか。

俺はすぐにそう思った。

アルスのメンバーはそれぞれアドレスを交換している。

まぁ学校にいるうちはそんなにメールとかしないんだけどさ。


メールを見ると朴らしくない、とてもシンプルな文が。


『今日の部活は休みます、すみません。』


いつもならビックリマークが嫌というほどあるんだが...。

しかも最後すみませんって...。



「絶対何かあったな...」





ウィトside

昼休み、いつものようにアキラ先輩たちと昼ご飯を食べていた。

突然タツキ先輩が「皆って得意な料理とかある?」なんて聞いてきた。

何でいきなり?って思ったwww

料理...って、調理実習とかでしか作ったことないんだけどな...。


そして話を聞いていて驚いた。

アキラ先輩って料理上手いんだ...。

泉先輩はもとから上手いって思ってたけど、まさかアキラ先輩まで上手いって...。

ずっと僕が黙っているとアキラ先輩が「朴は?」と言ってきた。

できるだけこっちに話をふらないでほしかった。



何を言えばいいのか迷ってたら

ア「もしかして朴、料理できねぇの?www」

ってからかいだした。

「僕だって料理くらいしますよ!!!」

意地になって言ってしまった。

「僕が本気を出せば何でも作れるんですから」

作れないくせに。


ア「へぇ〜...。じゃあ明日、朴が作ったお菓子持ってきてくれよ」


ニヤニヤしながら言うアキラ先輩に少しだけ腹が立って


「いいですよ」


と言ってしまった。

アキラ先輩は驚いた顔をした。

けどすぐに「楽しみにしてる」って笑いながら教室に戻っていった。

タツキ先輩も戻っていって、

泉先輩は心配そうにこっちを見ながらタツキ先輩についていった。

おそらく泉先輩だけ気づいてるんだな。料理できないって。




...どうしよう...。





ケント先生side

部活はいつも通りにやっていたが、やはりどこか静かで寂しい。

俺は泉に何かあったかと聞いてみた。







「なるほどな...」

メンバーの皆ができるのに自分だけできないから悔しくて

思わずできると言っちゃったわけか。

「でも明日は部活休みだぞ?」

ア「マジで!?じゃあ明後日か」


...朴の気持ち、俺も分かるな...。

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設定タグ:アルスマグナ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» いやいや、こちらこそありがとう(´▽`*) (2016年2月15日 22時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» 全然大丈夫よ?フォローありがとう! (2016年2月15日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» 遅くなってごめん!私もフォローした! (2016年2月15日 2時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» フォローしたよ! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» @のあとは「KenchanRyouna」だよ! (2016年2月14日 19時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Suzu | 作成日時:2014年12月30日 19時

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