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 家族2  タツキ&コンちゃん ページ17

タ「コンちゃん...、助けて...怖いよぉ」


オデはその時分かったんだど。

いつも、タチュキは学校が終わるとあるところに行ってたんだど。

帰り道はオデが言ってたから、もしかしたら...。


オデは急いで皆に知らせた。









タ「コンちゃんっ!!!」


数十分後、タチュキは泣きながらオデを抱きしめてきたど。

タ「怖かった、怖かったよぉ!」

「タチュキ...」

タチュキの服はどろだらけだったど。




タツキside

気付いたらいつもの場所に行ってて...、

帰ろうと思ったら道がわからなくて、人に聞く勇気もなくて。

結局僕は皆に迷惑をかけたんだ...。


「...ごめんね、コンちゃん。僕一人じゃなにもできなかった...」


学校でもコンちゃんがいないだけで不安で。

僕は...。




コ「...そこがタチュキの悪い癖だど!」




「...え?」

初めて、コンちゃんは僕に怒った。

コ「タチュキはいつもそうだど!自信をもってたら大丈夫だど!」

「コンちゃん...」

コ「タチュキは人一倍頑張ってるど。オデは全部知ってるど!
でも、できないからすぐ諦める。...そこが悪いところだど」

「でも、出来ないんだったらやるだけ無駄じゃんか...」


体力がなかったけど、運動会とかで一位になりたくて頑張ってたけどなれなかった。

他の事も同じ。練習しても練習しても全然できなかった。


...じゃあ、やるだけ無駄じゃないの...?


いつしか僕はそう考えるようになった。





コ「無駄なんかじゃないど!できないのは気持ちのせいなんだど」

「僕の...気持ちのせい?」

コ「タチュキが必死にできるようになりたいって思ってたら、
昔みたいにできるど!!!」



そういえば...ずっと忘れてたけど、一位になったことがある。

その時は食事もせずにずっと練習してた。

こけてケガしても諦めずに...。






「...僕、忘れてた。頑張ることを...」

コ「タチュキならできるど!オデは信じるど」

「うん...、ありがとうコンちゃん。
...何があっても、僕は諦めずに頑張るから」

コ「それでこそタチュキだど!
オデは変わらず側にいるど。だって、タチュキの家族だからだど!!」

「...うんっ!!!」








あの時、教えてくれてありがとう。

あの時、怒ってくれてありがとう。

僕、絶対に忘れないから。諦めない事を、頑張ることを。

だから...、


これからも、僕の側にいて支えてね?コンちゃん。


僕にとってコンちゃんは、大事な大事な家族だから...。

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設定タグ:アルスマグナ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» いやいや、こちらこそありがとう(´▽`*) (2016年2月15日 22時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» 全然大丈夫よ?フォローありがとう! (2016年2月15日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» 遅くなってごめん!私もフォローした! (2016年2月15日 2時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» フォローしたよ! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» @のあとは「KenchanRyouna」だよ! (2016年2月14日 19時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Suzu | 作成日時:2014年12月30日 19時

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