［アルスマグナ］短編集 version２！！ (ページ14)

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　幼馴染１　　アキラ＆奏ページ14

注意:夢主ちゃんは出てきません！！(＞_＜)

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アキラside

「いてぇ...」

あー...、俺の人生終わった気がする←

なーんて冗談言ってる場合じゃなくてガチで痛いんだよな...。

え？どうしたんだって？

いやいや聞いてないからとか思うなよ！？←

実はさ...、左手骨折したんだよ。

どうしよう...。何もできねぇんだけど...。

奏side

今日はアキラが遅れずに来ていて驚きました。

...明日は槍でも降るんでしょうか？

そういえばあの時、少しだけ様子がおかしかったですね...。

「おはようございます、アキラ。
普段から今日みたいに早く来ることを心掛けてほしいんですが」

ほとんど遅刻してくるアキラに少し嫌味ったらしく言ってやった。

いつもなら「うるせーんだよ！」とか言ってくるくせに

ア「んぁ？あー、そうだな。気を付けるわ」

って。

どこか元気がないような感じでした。

どうしたんでしょう...。何かあったんでしょうか...。

アキラside

これじゃ...、授業中ノートもとれねぇじゃんかよ...。

骨折したのは数日前。

長期の休みだったから俺はバスケ部の手伝いに行っていた。

練習試合に出てくれ、と言われて。

試合が終わって体育館から出ようとしたら...。

「ははっ」

でも...、あれでよかったんだよな。

奏「なに一人で笑ってるんですか。気味悪いですよ」

「い、ずみ...。お疲れ」

奏「何があったんですか？今日のアキラ、少しおかしいですよ」

「別におかしくねーよｗ」

奏「...その左手、どうしたんですか」

「っ！」

やっぱりばれたか。

朝も必死に隠してたのに、意味なかったな...。

「...骨折したんだよ。バスケで」

奏「！？」

「まぁ、俺が気を付けなかったのが悪かったからさ」

奏「嘘、ですよね...」

「嘘じゃねーよｗｗ」

奏「本当のこと言ってくださいよ...」

泉のほうをみると、悲しそうな顔をしていた。

なんで...、なんでお前がそんな顔すんだよ...。

奏「俺が分からないとでも思ったんですか？
小さいころからずっと、一緒にいたじゃないですか...」

泉が言う通り俺たちは昔から一緒にいた。

家もたまたま近くて、幼稚園からずっと一緒に遊んできた。

だから...、心配させたくなかったんだよ...。

泉は昔っから真面目で、俺とは正反対だった。

喧嘩っ早いしやんちゃだった俺はいつもけがしてて...。

今も変わらずだけどな...ｗｗ

そのたんびに泉は心配してくれた。

だから...。