うさぎドロップ 榊原タツキ ページ2
「うわぁぁ、遅れちゃうよ〜!」
貴「タツキっく待って、ボタンボタン!」
「あ、本当だ!って間に合わない!
それじゃあ行ってくるね!」
貴「うん、いってらっしゃい」
九瓏ノ主学園を卒業してもう7年。
僕は25歳になりました!
前から付き合ってたAちゃんと結婚して、仕事に励んでます(`・ω・´)
と言っても自分の家の仕事だけどね?
今思えばいろんなことがあったなぁ…。
他のアルスのメンバーとは大学で別れた後もちょいちょい会ってるんだ。
アキラっちょはバスケの選手、
奏君は大手企業の社員さんで、
ぱっくんは韓国の食べ物の製造会社、
先生はもうじき学園の理事長になるとか…!
皆それぞれバラバラになったけど、今でもダンスは踊ってるし、
たまに飲みに行ったりもする。
そういえば卒業式の日すっごい泣いちゃったな、僕。
ずっとその日は皆に慰めててもらって、明日から自分はどうしていけばいいんだろうって。
その時Aちゃんが「ずっと隣にいるから」って言ってくれた。
だから今でもこうして頑張ってるんだ!
Aちゃんがいてくれたおかげでここまで来れたと思うと、
僕にとって大事な存在っていうだけじゃ足りないね。
でも昔とちっとも変らないところもある。
「ひっく…、うぅ…」
貴「タツキっく。
泣かない泣かない。大丈夫だから、ね?」
「でも…、僕」
貴「大丈夫だって、自分を信じて?
ほらギュ〜!」
「ギュ―…」
それは泣き虫なところ。多分いくつになっても変わらないと思うようにもなってきた…。
自分ではどうしていいのかわからなくて…、だけど部下に相談もできないし。
いつもAちゃんに聞いてもらってる。
抱きしめてほしいって言ったら抱きしめてくれるし、涙もふいてくれる。
僕だって強いところもあるよ?…でも弱いところもある。
「ねぇAちゃん。
一つお願い聞いてくれる…?」
貴「ん、なぁに?」
「…キス、して?」
貴「…え?」
「お願い!一回だけ、ダメ?」
貴「…分かった///」
一瞬だけど優しくキスしてくれる。
「Aちゃん、だぁいすき!」
貴「そういうとこだけ子供に戻るのずるい///」
僕ももっとAちゃんに優しくできるように頑張らなくちゃ。
貴「あ、晩ごはん作らなきゃ。
何食べる?」
「うーん、ハンバーグかな!
でも僕も一緒に作る!!」
貴「りょーかい」
僕の願いは、これからも楽しく過ごしていけますように!
えれくとりっく・えんじぇぅ 九瓏ケント→← 弾丸ロッケンガール 朴ウィト
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Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» いやいや、こちらこそありがとう(´▽`*) (2016年2月15日 22時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» 全然大丈夫よ?フォローありがとう! (2016年2月15日 19時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» 遅くなってごめん!私もフォローした! (2016年2月15日 2時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - Suzuさん» フォローしたよ! (2016年2月14日 21時) (レス) id: 5a8f6227c1 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 妄想少女Mさん» @のあとは「KenchanRyouna」だよ! (2016年2月14日 19時) (レス) id: c7c74294ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Suzu | 作成日時:2014年12月30日 19時