［アルスマグナ］短編集 version２！！

　弾丸ロッケンガール　　朴ウィト ページ1

日曜日。

外もすっごい晴れてて太陽がピカピカしてる！

そしてそんな日に僕は決心しました。

「絶対今週中にAちゃんにプロポーズする！！！」

僕とAちゃんは付き合って２年目。

まだ子供の僕が言うにはすっっごくはやいけど、約束したいんだ！


月曜日。

よし、準備万端！

…あれ？Aちゃんがいない…。

友A「ん？あいつならもう帰ったよ」

「うっそっ！？」

タイミングわるっ！まぁでも明日に言えば大丈夫だよね。


火曜日。

昨日みたいな失敗はもうないようにしなきゃ！

「Aちゃん、一緒に帰ろ！」

貴「うん、いいよ！」

たまたま部活はなかったし、言うなら今だよね！

「ねぇAちゃん…。ぼ、僕とｋ(ザァァァァァ」←

貴「うわぁぁ、スコールだ！ウィト、女子寮近いからそこで雨宿りしたら？」

「うん」

僕って本当についてないかも…。

これ神様の悪戯なのかなぁ。だとしたらひどすぎると思うけど。

貴「大分降ってきたね…。結構濡れちゃったし、私の部屋来る？」

「いいの！？行く行く！」

結果オーライ…？？なのかな。


水曜日。

結局あの後はしゃぎすぎて言うの忘れたー！！！！←

もう、昨日の僕のバカ！バカバカバカ！！

一回冷静になったほうがいいっていうこと？

う〜……。


木曜日。

[メール] A

ごめんウィト！
一昨日の雨のせいか風邪ひいちゃって学校行けなくなった。

悪いけど先生に伝えといて！心配しなくていいから！！

ーーー

あぁ、まただ。

昨日に言ったらよかった。なんで言わなかったんだろう…。

しかも今日にかぎってLIVEのリハーサルでAちゃんの見舞いにも行けない。

だからわざわざ心配しなくていいって…。

何でこんなに運が悪いんだろう。

胸が苦しくなるほど好きなのに。


金曜日。

昨日はやけになって踊ってたから体のあちこちが痛い。

先生に今日と明日は安静にしないとやばいって言われた。


ずっと布団にもぐってたら土曜日もすぎて日曜日になった。

体は大分動かせるようになったし…、今からでもいいかな…。


(コンコン)

貴「はー…い？ってウィト！
安静にしてなくていいの？」

「うん、実は伝えたいことがあって。

Aちゃん。

僕と…、結婚してくれませんか？
大人になったら、絶対、絶対に、迎えに行くから。
だからそれまで待っててくれる？」

貴「…うん！」


その日初めて僕はAちゃんにキスをした…。

約束…だからね？

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