ミイラの飼い方『なんでこんなに可愛いんだろう…』2 (ページ48)

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96話ページ48

春休みも明けたとある昼休み、春休みにしていたバイトの話になった

私は身長がどうにか伸びないかとただいま牛乳を飲んでおります(泣)

朝「そういえば、今更なんだけど
空ちゃんって、春休みは何のバイトしてたんだ？」

空「引越しだよ。春休みだけの短期だったからもう辞めちゃったけど」

朝「へぇぇっ、引越しか～
色々運んだのか？」

空「うん、色々運んだよ」

他月「お前は長期休みにがっつりバイト入れるタイプだよな」

空「短時間でもオッケーなバイトがあれば
やりたいんだけどねぇ」

朝「そういえばタッちゃんとAもバイトしてるよな？なんのバイトしてるんだ？」

『んー？私はファーストフード店で接客してるよ〜』

朝「接客!!Aらしいなっ！」

『そう？店長さんも優しいからそれなりに楽しんでるよ〜』

空「Aほんと店長さんのこと好きだよね」

『うん！姉さん優しくて好きですぜ！
バイト仲間も優しいしね！』

朝「いい所だな！
タッちゃんは何のバイトしてるんだ？」

他月「あぁ、喫茶店のホールだ…」

それを聞いて、朝ちゃんは目を輝かせた

朝「ホールって運ぶ人っ!?」

他月「確かに運ぶが、お前が想像しているものとは
大分違うと思うぞ」

朝「へ～っ…今度遊びに行ってもいいかっ？」

他月「それは構わんが…余計な奴は連れて来るなよ？」

頭にハテナをうかべながら首を傾げる朝ちゃん

そんな朝ちゃんに空くんと私は耳元で事情を話した

空「実は前にね、俺とAが田中と鈴木連れて遊びに行っちゃったことがあって…」

『というより、私達が断り切れなくて田中君と鈴木君がついてきちゃってさ…』

空「『その後初めて他月(くん)のマジギレ見た』」

その時の事を思い出し少し表情が暗くなる

『いやぁ、あんなに怖いとは思わんかったよね…

もう二度と怒らせないってそん時1人で誓ったからね

あっはは…』

そう言って力なく笑う

朝「(タッちゃんのマジギレ…!?)」

少し沈黙が走った後、朝ちゃんが私と空くんの腕を掴み、上にあげて

朝「空ちゃんとAと行きますっ
いいですかっ」

と聞いた

他月「柏木とAなら問題ない。他は認めんが」

私達以外を連れて行こうものなら、またあの時のマジギレ他月くんが降臨すると思うと少しビビった

朝「あざます！！」