【REBORN】一般ピーポー故にモブですが？ 3 (ページ49)

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モブページ49

"獄寺さん！そんな乱暴に怒っちゃダメです!!"

誰かの声で目が覚めた

声の持ち主はハルさんで、近くにはツナ君達や、京子にユニ、それにクローム

京子「ツナ君、クロームちゃんは私たちに任せてくれないかな？」

沢田「き、京子ちゃん？」

獄寺「何言ってんだ、任せろって‥‥」

山本「確かに、デリケートな話だよな」

ユニ「沢田さん、私もここに残ります。もしかしたらAさんもここにいるかもしれないので」

沢田「‥うん。俺達もAちゃんを、探してみるね」

きっと私は、Ｄの幻覚で隠されてる

こんなに至近距離にいるのに、全く気づいていない

Ｄ「ヌフフ、いい感じに進んでますねぇ‥‥」

「っく‥‥Ｄ。京子とハルさんには手を出すなと言ったはずです。
しかもユニにまで手を出すとは何を考えているんですか」

昨日蹴られたところが痛む

Ｄ「あなたは知らなくていい事だ」

「‥‥ｯ」

京子達は、夕方になるまでずっとクロームに寄り添っていた

でも、クロームはだんまりだった

Ｄ「そろそろ時間ですねェ。沢田綱吉とその守護者ももう時期来るでしょう」

近づいてきたＤは、無理矢理座っていた私を立たせた

「何を‥‥ｯ!!」

いきなりＤは幻覚でナイフを数十個も作り出し、その全部を私に向かって投げてきた

「ぐっ‥‥」

切れた箇所や刺さった箇所に痛みが走る

手や足、頬や腹部にも。終いには髪の毛も切られ、長さがバラバラになった

Ｄ「ヌフフフ、もうどんな姿でも愛おしい!!」

もうＤは狂っている。こんな私を見て愛おしいと言えるアイツはもう精神的にダメなのか

「はぁ‥‥、ｯはぁ」

出血が多くて、眩暈がしてきた

切り傷より、刺傷を治そうと手を翳そうとするとＤに鎖で手を固定されてしまった

Ｄ「あなたは少し大人しくしていなさい」

もうなす術はなく、ただただ意識だけが遠のいていった