王道ヒロイン？なにそれおいしいの？どんな味すんの？ ページ8
「えーっと、あはは…；あ、ここ、怪我してるね」
山崎が先程沖田に付けられた傷に触れる。
『い″っ！？何するんですか！！痛いんですけど！！ここさっきそこにいる人に刀突き付けられてできた傷なんですよ！！』
そう言って沖田を指差す。
「沖田隊長、何やってるんですか！？一応この子まだ一般人なんですよ！？」
おい、一応ってなんだ一応って。こちとら立派な一般人だぞこら。ザキこら。←
「コイツがあんまりフザけたことぬかすもんで」
『いや僕的には一切フザけてないんですけどね。至って真面目なんですけどね。』
「はぁ、、ちょっと待っててね。」
そう言い残すと山崎はどこかへ行ってしまった。
『え、ちょ、一人にしないでくださいよぉ！！』
まともな人間がいなくなったらうちはどうすりゃいいんだぁぁぁぁ！！
「…………俺もいるんだが？」
あ、ごめん土方。お前の存在空気だったから忘れてたわ(笑)←
「俺もいるじゃねェか。」
『僕はそれが怖いんですよぉ！！何するかわかんないんですもん！』
「どういう意味でィ。」
「おまたせ！ちょっと我慢してね。」
山崎は救急箱を持ってきて、手際よく首の傷の手当てをしてくれた。
「はい、できたよ。」
『うおぉう、すごいですね、地味なのに。』
「地味なのは関係なくない！？」
『ありがとう』
そうにっこり笑っていうとザキは顔を赤らめた。
え、何？あ、そゆこと。私の顔が美しすぎて赤くなっちゃったのね。ん？何？ナルシスト？ぶりっ子？違う違う。だって前の世界のうちの顔だったらこんなこと絶対言わないからね？つまり事実的に今のうちは美人さんなの。イケメンなの。あは、残念ながらこの小説の主人公は王道の鈍感ヒロインではないのだよ。なんで赤いのかな？とか熱でもあるのかな？とかそういうものは一切ないゼ！←
「何顔赤くしてんでィ、ザキ。キモいでさァ。」
『勘違い男はみっともないですよ。」
「顔赤くしただけですごい言われよう！！」
ザキと沖田はその後も言い争っている。
チャ〜ンス☆
そのままゆっくり、音を立てずに去ろうとした
したのだが…………
「どこ行く気でィ。」
呆気なく見つかるのはもはや仕方がない。
『いや、帰ろうかなって思って。』
この世界にワタシの帰る場所などないがな！←
「まだ事情聴取は終わってねェ。」
さて、どうあしらおうか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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本気と描いてマジと読む - 沖田が恋愛感情もつとサドがツンデレになるの好きです (3月18日 21時) (
レス) @page27 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - 蛙飛び込むさん» この作品もついにそこまできたのか···ありがたい30票目、確かに受け取りました！コメントありがとうございます！ (2022年9月23日 21時) (レス) id: 017f34a2e1 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - どうも星３０票目だわ (2022年9月23日 21時) (レス) @page1 id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
キル坊 - 針さん» これからもよろしくお願いします！ (2021年10月19日 17時) (レス) id: 811c0a9312 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊 - 針さん！！ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2021年10月10日 10時) (レス) id: 811c0a9312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キル坊 | 作成日時：2021年8月3日 9時
