No.134 ページ35
瓦礫の山を掻き分ける。
所々に小石が落ちていて転びかけるが、周りに誰もいない事を確認して安堵する。
だが、少し遠目に二つの影が見えた。
黒い髪と白い髪対照的な髪色だが瞳は同じ赤色。
あれは多分剣士と…レブルの首領の白瀬という人
何故あの二人が抱き合っているのかはまぁ放っておいていいだろう。
一番機にするべきは、瓦礫の下から出てきそうな大人だ。
「……ッ!」
兎に角二人の元へ走った。全速力で。
大人は2人、同時に腕を振り上げ、剣士と白瀬へ向かって剣を下ろす。
「悪いお前ら!」
レブルの首領様にこんな口の聞き方していいのかな〜と思いつつも、二人の頭を掴んで地面へと押し付ける。
2人は一瞬俺を睨んできたが、次の瞬間にはその顔は驚きへと変わる。
「ッう…」
2本の剣が俺の右目を切った。
しまったな。2人を後ろへ引けば良かった。本当にこういう時の判断力は鍛えたい。
視界が真っ赤に染まる。左目は無事だが、右目から吹き出る血でよく見えない。
2人を押さえつけた腕の力が抜けて、後ろに倒れ込む。
だが、俺が倒れるより先に大人二人が倒れた。ざまぁみろ
倒れる直前に見えたお前の耳は、なんで切れてるんだよアホ…
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花梨(プロフ) - 皆さまお疲れ様でした〜 (2018年9月14日 22時) (レス) id: e3aad0174a (このIDを非表示/違反報告)
透明少女(プロフ) - お疲れ様でした!あまり参加出来ずにいて申し訳ありませんでした…!本当にありがとうございました!! (2018年9月14日 21時) (レス) id: 6dddb2cb16 (このIDを非表示/違反報告)
睦都(プロフ) - 初めからずっと見てました!主催者様、参加者様の皆様お疲れ様でした!剣士君たちとても好きです(*^^*)ほんとうにお疲れ様でした (2018年9月14日 19時) (レス) id: 3a040f6594 (このIDを非表示/違反報告)
羊素。(プロフ) - 遂に完結ですか…少し寂しい気もしますが、主催者様、及び参加者の皆様、お疲れさまでした。 (2018年9月14日 5時) (レス) id: dc73ea1538 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - お疲れ様でした! (2018年9月13日 18時) (レス) id: c46d432f11 (このIDを非表示/違反報告)
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