No.8 ページ9
ロストアイズは第弐部隊のメンバーを連れてレブルの本拠地にある食堂に来た。
「第弐部隊、ロストアイズ以下、全員揃いました」
「ああ、ご苦労」
ミルクの返事を受け、ロストアイズは食堂の匂いを嗅いだ。
ほとんどのレブルのメンバーが揃っている。
欠けているのは、赤嶺と浅葱の二人だ。
「あれ？赤嶺さんと浅葱さんは？」
「あの二人なら、さっきラーメン屋に行くとかで出ていった。大方、例の激辛ラーメンでも食べているのだろう」
ロストアイズの質問に答えたのは、神田銀一。
レブルの副首領補佐だ。
相変わらずマイペースな二人だと思いつつ、ロストアイズはミルクの方を見た。
ミルクは咳払いをした後、報告するよう言った。
「斎槻、男達の様子はどうだ？」
「今は睡眠薬でぐっすり眠っている。目覚め次第、実験を開始する」
翠斎槻は第壱部隊の隊長だ。
彼は主に拷問を担当している。
「アイ、お前は？」
「東雲から送られた情報を基に全員殺した。食糧や宝石類はレブルの倉庫を確認してもらえれば分かると思う」
「分かった。報告ありがとう」
ミルクは改めて周りの仲間を見渡す。
「お前たち、よくやってくれた。今後の方針については19時から話そうと思う。今から18時まで自由時間だ。ただし、暴れた後なので周囲には十分気を付けるように」
「了解！」
各々が返事をすると、メンバーは散開した。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「へーへー、ありがとよ、ロスト。安心しろ、さすがに7時間もラーメン屋に居座らないからさ」
「誰もそんなことは心配していない。てか、それはただの迷惑な客だ」
ロストアイズは呆れて突っ込んだ。
ミーティングが終わってシャワーを浴びた後、彼女は浅葱に電話をしていたのだ。
髪を拭きながら話すロストアイズの電話口には、麺を啜る音が聞こえる。
常人より聴覚がずば抜けているロストアイズにとってその音は喧しく感じたが、一先ず我慢した。
「あ、そうそう。ミルクが例の手術の件で感謝してたよ」
「そりゃ、どーも。あ、親父、替え玉もう一個！」
「はいよ！」
電話口からは威勢の良い声が聞こえた。
お腹も良い感じに減ってきた気がする。
浅葱に別れの挨拶を言って受話器を置くと、食堂から桃の声が聞こえてきた。
「ロストちゃーん！ご飯出来ましたよー！」
「ああ、今行く」
ロストアイズはそう返事すると、食堂に向かって歩き出した。
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おバカな傀夢(プロフ) - 皆さん、上手くて凄く尊敬します！！え、もう。好きになっても良いですよね。 (2018年6月26日 21時) (
レス) id: 5ff30031ff (このIDを非表示/違反報告)
十二月三十一日(プロフ) - え、ウチの子がとても良い感じのクズ感。そして、ミルクさんとロストアイズさんがクールビューティ過ぎて好きです。 (2018年6月26日 21時) (レス) id: 70aae954fa (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - 自然悦岫さん» 見てみます！ (2018年6月26日 6時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
自然悦岫(プロフ) - ドットコムさん» ありがとうございます。モデルにした谷川俊太郎さん作詞の合唱曲、「サーカス�機‘参宗縮粥廚鮴�非YouTubeで聞いてみてください。 (2018年6月25日 22時) (レス) id: 18ee1d3faa (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - ロストアイズさんカッコよ！！！！！！！ (2018年6月25日 22時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
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