No.35 ページ36
夜は好きだ。影が多くて、その代わり、光も目立つ。綺麗だと思う。
光はオレにとって弱点であって、好ましくないのだけれど、夜景や星空を見るのが大好きだった。
こうやって、指先を少し動かしただけで影たちは集まってくる。
影は徐々に姿を変え、一匹の狼となった。影狼という、影で作った狼だ。
オレは影狼のふさふさな頭を撫でながら命令する。
「血の匂いを探せ」
なんでかはわかるだろう。任務だからだ。
なんでも、この辺りの倉庫で闇市がやっているとかやっていないとか。
…子供の臓器だって、な。
まァ、大体、オレらの行く所には悪い大人しかいない。
…ならば、その大人達を１人残らず殲滅するまで。
「見〜つけた」
オレはニヤッと笑って影狼を撫でた。
倉庫の入り口にはがたいのいい男が二人立っていて、入れないようになっている。
軽く190cmはあるだろう。オレより10cmも大きい。
…が
「問題ないな」
そんなので怯むオレ達ではない。
第壱、第弐戦闘部隊に合図して、任務の開始を伝える。
「準備運動がてら、悪いけどやらせてもらうよ」
近くの倉庫の屋根に上り、屋根と屋根の間を飛びながら刀を抜く。
そして、静かに影を纏わせた。
まァ能力を使うまでもない相手なのだが。
「こんばんは、オジサンら。大丈夫？脳まで筋肉になってない？」
大人を蹴散らすことは
「怒んなよ、ツンデレか？」
とても簡単。
オレは鉄パイプを持った男に対して、影抜き、という技を使い、首もとを斬った。
次に二人目、銃を使っていたが影で守り、頸動脈を斬った。
オレは男を持ち、影にも手伝って貰って、ぶん投げた。
すると痛そう音が鳴って、ドアが歪んだ。
そのまま戦闘部隊と交流し突入した。
辺りは気が狂った大人ばかり。
薬やってって頭がおかしくなったやつや、何やらよくわからない箱を大事そうに抱き抱えているやつ。
あーあ、可愛そうになぁ。
「安心しろよ、オレらがちゃんとお前らを処刑してやる」
戦闘部隊が暴れている間に、お目当てのモノがあるか探してみる。
…やっぱりあった。
小さい臓器がそこには並んでいた。
そこに逃げ隠れた男はオレを見てガタガタと震えながらお前らはなんだと聞いた。
みっともないな、そんな様じゃあ。鏡を見てみたらどうなんだ。
「こんなことして許されるとでも思うのか!!!」
泣きじゃくりながら男はオレに言った。
オレはただ、その男を見下ろして、言った。
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おバカな傀夢(プロフ) - 皆さん、上手くて凄く尊敬します！！え、もう。好きになっても良いですよね。 (2018年6月26日 21時) (
レス) id: 5ff30031ff (このIDを非表示/違反報告)
十二月三十一日(プロフ) - え、ウチの子がとても良い感じのクズ感。そして、ミルクさんとロストアイズさんがクールビューティ過ぎて好きです。 (2018年6月26日 21時) (レス) id: 70aae954fa (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - 自然悦岫さん» 見てみます！ (2018年6月26日 6時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
自然悦岫(プロフ) - ドットコムさん» ありがとうございます。モデルにした谷川俊太郎さん作詞の合唱曲、「サーカス�機‘参宗縮粥廚鮴�非YouTubeで聞いてみてください。 (2018年6月25日 22時) (レス) id: 18ee1d3faa (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - ロストアイズさんカッコよ！！！！！！！ (2018年6月25日 22時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
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