47話 ページ48
sideA
師団パーティーの前夜祭だ。
ダディーもアヴィも寝泊まりしてあまり会っていない。
A『…』
リード「Aちんは誰かと回る?アヴィくん?」
A『…いや、特にないな。』
アヴィド「A〜〜!!一緒に回ろう!」
来た。
A『ラオに似てるな、お前。』
アヴィド「え"。ヤダヤダ!どこら辺が!?」
どんなに酷く対応しても尻尾を振ってやって来る。
A『行くぞ。』
アヴィド「はーい。後でね、リードくん。」
手を振り私の裾を掴むな。
アヴィド「迷子にならないように。ね?」
お前が?
アヴィド(あの先輩、なんか企んでる…先生もととも忙しいからオレが守らなきゃ…)
!?
アヴィと私の間に透明な壁が出来た。
アヴィド「変な契約した?」
私じゃないぞ。
A『クパポ壊せ。』
うーん…クパポですら歯が通らない。
A『アルカはマミーに厳重注意を受けたばっかりだし…』
メンテナンス中だ。
アヴィド「A、壊そうとしてる?」
A『如何なるモノでも私の行く手を阻むなら壊す。』
カルエゴ「ほう…」
?
ポンと頭に手をを置かれた。
カルエゴ「手伝え。アヴィは中央広場に行け。」
アヴィド「はーい…」
A『魔力自体あまりないのかもしれないな。』
カルエゴ「は?」
A『常に魔力を蓄積する魔具なら出回ってる。入間の悪食の指輪も似た物だ。魔力を蓄積が少なくなると襲うが。それを急遽解放したら並外れた魔力に見せる事は可能だ。』
ロビンなんとかがめっちゃ見てる。
ロビン「詳しいね!」
A『別に。』
壁を壊してみるか。
A『ブック。』
うむ。
A『あのクパポですら歯が通らないが小さな穴は空く。』
直ぐに修復するが。
A『レッカ。斬れ。』
包帯を巻いた男は楽しそうに壁を破壊する。
急に持ち上げられた。
A『アカツキ。』
アカツキ「お嬢を守るのがオレの仕事なんで。」
緊急事態なのかもしれないが…
アカツキ「お嬢を安全な場所に行かせるのが任務みたいなんで。」
ああ、納得した。
ダディーからだ。
A『籠の中に飼われた愛玩動物になりたくない。』
カルエゴ「…!」
ロビン「?」
恐らくこれは誘導されている。
カルエゴの眉間に皺が寄る。
A『アカツキ。』
アカツキの左肩に乗る。
A『今夜、私が死ななければ良いな。』
カルエゴの顔が強ばる。
サプライズは嫌いだが、犯人が何したいのか見物だな。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください! (2020年6月10日 10時) (レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです!これからも頑張ってください! (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます! (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年4月11日 19時