46話 ページ47
sideA
作業休憩にボードゲームで遊ぶ。
リード｢あの白い人誰だったの？｣
棒付きの飴を噛じる。
A『世の中、知らなくても問題ない事がある。』
リード｢えー、なにそれー。｣
ふん。
A『チェックメイト。』
リード｢あー！また負けたぁぁぁ!!｣
A『お前は分かりやすくて対局しやすい。』
アレよりもずっと。
ジャズ｢よー。｣
あ、盗人。
A『何用だ。』
ジャズ｢いや、案内頼まれただけ。｣
…よし逃げる。
ラオ｢あ、本当に居たぁ。ありがとうね。｣
余計な事を…！
A『……ブック。』
いつもの魔法を閉じ込めている本の表紙は紫色の金の模様が施されている。
ラオ｢あーあ。大丈夫、大丈夫。骨は折らないから。｣
信じられるか。
この本の表紙は赤い。
ページ数はどの本よりもないが、集約されてる魔法は
A『全て家系魔法で構成された私のお気に入りだ。』
欲深い奴らは家系魔法さえも差し出す。
払う対価が無くなるまで払う。
A『阿呆よなぁ……1度味を占めると虜になって全ての財産までも払いたがる。』
私が受け付けるのは魔法のみ。
まあ、例外もあるが。
A『ラオ。退室しろ。』
ラオ｢やーだ♡｣
コイツの魔法は厄介極まりない。
ラオ｢てか、オレに何しても効かないしね。｣
魔法の妨害なんてどんな魔法だ。
そして、コピーする。
違う点は新しい魔法を見ると前の魔法が使えないこと。
A『……失せろ。』
ラオ｢や〜だねッ。｣
舌を出してイタズラに笑う。
A『……』
魔法で勝つ術なし…
本を閉じしまう。
ラオ｢お？｣
赤い紐を手首に巻き付け、横に振る。
ゴン!!
あった。
アカツキ｢ラオネン坊ちゃん…勘弁してくだせー。｣
ラオ｢あぁ、そんな奴居たね。｣
使用人を忘れるな。
ラオ｢レッカにしないの？クレナイじゃなくてもいいの？｣
なんで覚えてるんだ。
クレナイは女だから覚えてただけだろうが。
A『追い出せ。』
包帯を顔中に巻いたミイラのような男はケタケタ気味悪く笑う。
一振で周りを薙ぎ払う武器を持って。
A『…道中でくたばれば良いのに。』
((仲悪い奴居るんだ…))
なんだ？
追いかけだした。
A『阿呆共はほっとくぞ。』
アカツキ｢お嬢、ご主人に見つかりました。｣
どっちが。
アカツキ｢レッカはまだ切りたいようです。｣
アカツキは遠距離を観察出来る。
シチロウの虚為鈴に近い。
その目、便利そうだな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
