4話 ページ5
sideA
A『何用だ。』
入間｢え、えっと…｣
クララ｢チョコあげる！｣
ム？
A『……ならばコレだな。』
クララ｢おぉ〜！棒付きキャンディー！｣
そんな物で喜ぶのか。
A『ﾌｯ…』
入間(やっぱり根は優しい子なんだな。)
カムイ｢あの昨日のお美しいままで！｣
五月蝿い。
A『黙れ。契約する時以外に素顔は見せないようにしているだけだ。』
入間｢契約？｣
アリス｢この者は願いを叶える代償に魔法を自分の物にするのです。｣
A『何かを失わずにして叶えてやる程お人好しじゃない。大きいものを願うなら代償も付き物だろ。』
クララ｢アメちゃん美味しかった！｣
A『そうか、よかったな。』
入間｢でもクララに…｣
A『くれたら返すのは礼儀だろ。』
入間(やっぱり根は良い人！)
カルエゴ｢粛に！｣
あ。
席に座ると隣に寄ってきた。
クララ｢あのねー、入間ちがねー｣
なんか懐かれた。
カルエゴ｢そこ！粛に！｣
私まで説教された。
A『カルエゴ卿に怒られるのは御免こうむる。』
カルエゴ(Aが問題児とつるむのは阻止しなければ！)
リード｢なんか怒ってね？｣
ジャズ｢いつもより機嫌悪そうだな。｣
A『カルエゴ。懐かれた。』
腕にくっつくな、こいつ。
入間｢！！？｣
リード｢カルエゴ先生呼び捨て！？｣
あ、間違えた。
カルエゴ｢知らん。自分でどうにかしろ。｣
A『……やはり昔の呼び方を嫌うか。』
カルエゴ｢…｣
A『いつまでくっつく気だ。』
クララ｢Aち〜ん。アズアズと入間ちも一緒に行くから〜。｣
懐かれた。
A『何処にも行かないから離れてくれ。』
休み時間、いつも通りカルエゴ卿の職務室に来たのだが…
カルエゴ｢どうすべきだ！｣
シチロウ｢落ち着こうよ、カルエゴくん。｣
カルエゴ｢Aが問題児に懐かれてる！忌まわしき事件だ！｣
シチロウ｢カルエゴくん、昔からAちゃんに対して過保護だよね〜。まあAちゃんが楽しく学園生活送れてるなら良いんじゃないかな？｣
カルエゴ｢シチロウ！少しは真面目に…｣
シチロウ｢カルエゴくん、Aちゃんに冷たい態度取ってる方が悪影響だと思うけどな〜。｣
カルエゴ｢教師と生徒の関係上必要な措置だ。｣
シチロウ｢Aちゃんに冷たい態度取られたら落ち込むくせに〜。｣
カルエゴ｢黙れ！｣
元気だな。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
