39話 ページ40
sideA
カルエゴ(…こっちに来い。)
めちゃくちゃ視線を感じる…
ヘルシャフト｢可愛い♡｣
飲みながら私を撫でるダディー。
アヴィは課題を提出しに来たみたいだ。
アヴィド｢いい大人が取り合いするのやめなよ。｣
首突っ込んできた…
アヴィド(止めに入ってって、オレも入りたくないんだけど。)
ヘルシャフト｢呼んでねぇから戻りな。｣
実子に指を立てるな。
あ、ちょっと緩まった。
A『カルエゴ♪』
ヘルシャフト｢あ！こら！｣
カルエゴの懐に入る。
カルエゴ｢仕事の邪魔だ。｣
ヘルシャフト｢だってよ、ほら。パパの所においで。｣
むぅ…
アヴィド(来て嬉しいくせに。)
ダディーの所に戻ろうとしたら、
コツンとまた額にコップを当てる。
A『入れるだけだぞ？』
カルエゴはそっぽ向く。
変なカルエゴ。
アヴィド(必死に引き止めてるの笑える…)
ヘルシャフト｢可愛いリトルレディー、こっちにおいで。｣
A『暫し待ってくれ。』
ヘルシャフト｢待てなーい。｣
待てよ。
A『出来たぞ。カルエゴ。』
カルエゴ｢ん。｣
礼の1つくらい言ってもいいだろ。
ぽんぽんと自分の腿を叩く。
乗れってことか？
アヴィド(あ、甘えた。)
乗った途端、抱きしめてお茶を啜る。
どういう状況だ？
カルエゴ｢美味い。｣
A『へへ…』
褒められた。
ヘルシャフト｢待て、うちの子可愛い…｣
？
カルエゴ(…愛おしい……)
やっと解放された。
A『師団に赴かないと。』
アヴィド｢結局、遊戯だっけ？｣
A『リードが煩かったからな。でも楽しいぞ。』
アヴィド｢へぇ。オレも入間くんたちとやってるよ。｣
アヴィド(名前呼び……)
入間も魔具研究なのか。
A『お前はダディーの飽き性を継いでいるから…』
アヴィド｢失礼な。かかの器用さも継いでいるよ！｣
だから魔具研究なのだろ。
そういえば、
A『お前と所属が違うのは新鮮だったな。』
いつも私の後ろを着いてきたがるから。
アヴィド｢まーね、オレにもやりたいこと出来たし。｣
それは良い。
A『一生懸命励めよ。』
アヴィド｢Aはオレのお母さんなの？｣
は？
A『きょうだいだ、姉でも妹でもない。』
これはダディーからよく言われた言葉。
兄でも弟でもない。
姉でも妹でもない。
どちらが先というのはない。
きょうだいなのは事実だ。
血も色濃く繋がってる。
けれど、ただのきょうだいである。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
