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40話 ページ41

sideA

リード「ねー、Aちん。カルエゴ先生のどこが好き?」

何だ急に。

A『存在。』

リード「何それ。」

リード(ベタ惚れかよ。)

リード「もし、男子が好きなタイプ誰って聞いてきたら?」

聞かないだろうが。

A『敢えて応えるならば、そうだな……』

よし、ゲージが回復した。

A『私が愛する男は……』

画面の大男は大剣を振りかざす。

A『私を愛さない男である。』

【デデーン!!Winner、2P!】

リード「負けたぁぁ!!」

ふん。

A『私に安易な誘導作戦は効かぬぞ。』

「愛さない男ってどういうこと?」

食いついた。

A『私が振り向くことが永久に来ない事を知れば諦めるのも容易いだろ。』

リード(えげつねぇ…)

A『喉が渇いた。』

リード「オレも購買行く〜。」

ん。


A『ほら。』

リード「やったー。」

コイントスでどちらが買うか決めた。

A『あんな安易な作戦で私が崩れると思われたのが心外だ。』

リード「女の子って恋バナ好きじゃんか。」

そうだな。

A『大抵の女はな。』

リード「Aちんって恋バナ好きじゃないの?」

A『私は知識とカルエゴを追う事で忙しい。』

リード(大好きかよ。)

そんな暇はない。

リード「恋愛シュミレーションはした事ないの?」

A『ないな。バトルアクションが好きだからな。』

リード(も、もしかして…めっちゃ押したらオレに振り向くんじゃね?ありとあらゆるゲームをしたオレなら…)

リードは何処かに寄るらしく、1人で戻ってきた。

「新しいボードゲーム買ったんだ。」

説明書を一通り読んだ。

楽しそうだ。


sideリード

リード「って事で先生から奪ってみようと思って。」

カルエゴ「奪うも何も貴様では出来ん。」

バッサリ言うな…

リード「Aちん、恋愛を知らないみたいだし。押せば来るでしょ。」

カルエゴ「Aを甘く見るなよ、ゴミ。」

その時の先生の顔はいつもよりも冷たく恐怖を抱かせるには十分だった。

カルエゴ「Aを奪うだと?知力も魔力も低位階の貴様如きにAが振り向く訳が無い。」

すげー自信……

カルエゴ「1つ忠告をしてやろう。Aの実父のクルック・ヘルシャフトがお前を本気で潰すぞ。」

あのアヴィくんそっくりで怖い人…

カルエゴ「私も本気で粛清する。」

やっぱり好きなんじゃん。

カルエゴ「覚悟しろ。」


リード「Aちん、愛されてるね。」

A『は?』

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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください! (2020年6月10日 10時) (レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです!これからも頑張ってください! (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます! (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年4月11日 19時

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