37話 ページ38
side入間
アカツキ「お嬢。」
A『なんだ。五月蝿い。締めるぞ。』
アカツキ「おっかねー。」
学ランのボタンを全部外して白いTシャツを着ている。人間みたい…
赤いテープは首と手首に巻かれている。
マスクで口元を隠しているし…
A『出来た、ダディーに届けるぞ!アカツキ!』
アカツキ「へーへー。」
アヴィド「……多分、ととが命令したんだよ。アカツキの支配者はAじゃなくて、ととだし。」
支配者…
「……坊っちゃま……」
小さくて控えめな声がする。
アヴィド「アオイ。オレの世話係なんだけど……」
引っ込み思案であまり表立つことを嫌うらしい。
青いテープは目と足に巻かれている。
A『ほら。貴様らが取るに足らない愚図と証明するに相応しいだろ。こんな問題など簡単だろ。』
アカツキ「さっき、ケアレスミスで怒られてたくせに。」
A『黙れ。』
仲良し…かな。
アオイ「…あ、アカツキくんが外に出てるって何かあったんじゃ……」
アヴィド「ないよ。アカツキは気まぐれだし。それに
アレ?
アレってなんなんだろう…
「「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」」
外から悲鳴が聞こえる。
教室に入ってきたAの後ろに居るのは……
入間「何あれ!?」
工具とかを入れる長尺のバックみたいなのにギザ歯が着いてる……
その下には首、黒いロングコート。
黒の手袋の甲には目玉がギョロギョロ動く。
アヴィド「まーた、変なの拾ってきた。」
A『勝手に着いてきただけだ。』
なんなのアレ…
A『魔術はイメージが基本だ。その時、色々考えた事が混ざってこんな姿になった。』
Aが作り出したってこと?
A『ま、別に危害はないし。』
頭を撫でると喉を鳴らす音が聞こえる。
アヴィド「主食は?」
A『血。元はインプ同様、願いを叶える代わりに血を吸ってたみたいだがな。』
アカツキ「お嬢ってすげーンスよ。コイツに会った瞬間、『ティースプーン1杯だけなら飲んでも良いぞ』って腕差し出して、」
自分から!?
アカツキ「その後、普通に読書をし出して、」
なんで!?
アカツキ「そのまま懐かれたって感じですわ。お嬢のボディーガード降りたい。」
A『口うるさいのが減るから賛成だ。ダディーに言ってくる。』
また教室を飛び出すAと
アカツキ「お嬢!冗談って知ってます!?」
それを追いかける謎の人達。
不思議すぎる。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください! (2020年6月10日 10時) (レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです!これからも頑張ってください! (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます! (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年4月11日 19時