35話 ページ36
sideカルエゴ
｢カルエゴ先生…また生徒からの抗議が……｣
カルエゴ｢はぁ？｣
ヘルシャフト｢カルエゴの採点厳しいからねぇ。お茶ちょーだい。｣
あんただって容赦ないだろ。
カルエゴ｢嫌です。｣
A『失礼する。』
入ってきた…
A『先生、課題を提出する。』
｢出来るの早っ！！？なんか参考にした？｣
そりゃそうだろう。
アイツの脳内には今まで培った本の内容が余すこと無く詰め込まれているのだから。
A『昔、見聞きした内容と一致してるからな。』
｢ご褒美に追加の課題あげる。｣
仮面を覆っていてもわかる。
嫌そうな顔をしている。
A『わかった。』
こっちに来た。
A『なあ、ダディー。』
ヘルシャフト｢なぁに？｣
Aが敬語を使わなくても怒られないのはきっと先輩が要因だろう。
使えと言えば使うのだが。
A『ダディーの授業って難しいのか？私に苦情言ってくる先輩方が鬱陶しい。』
ヘルシャフト｢へぇ？どんな子だったァ？｣
悪気ない報告…
A『覚えるに値しない。』
Aは覚えるのは早い。だが、自分にとっての価値の有無で忘れる事が多い。
ヘルシャフト｢契約した子居ないの？｣
A『居ない。ダディーの授業で私に当たる愚図など取るに足らない魔法だろうしな。』
先輩に愚図とは…
まあ、分からなくもないが。
A『鬱陶しいからアカツキが追い出したが。』
ヘルシャフト｢…本当にどんな子か覚えてない？｣
Aは少し考えて、
赤い紐を右手首に巻き付け、
ｺﾞﾝｯ!!
横に振ると何かに当たる音が聞こえた。
A『顔など覚えていないからな。』
｢……オレも覚えてねーですよ。｣
透明な場所から出てきたのは赤い包帯を首に巻いてる見たことない服を来た男。
誰だ！そいつ!!
A『カルエゴ？』
カルエゴ｢職務の邪魔だ。｣
A『なら私を膝上に置くのは矛盾しているが。』
｢あー、アンタさんがカルエゴ先生ですか。オレ、お嬢のボディーガード兼世話係のアカツキって言うんですわ。｣
ボディーガード？
世話係？
A『昔から居たぞ。気まぐれだから呼んでも基本来ないけどな。』
職務放棄だろ。
アカツキ｢お嬢は1人でも十分デショー。｣
A『アヴィにも世話係は居るぞ。』
アカツキ｢お嬢よりも女の子らしくて弱々しいですがね。｣
A『喧嘩売るのか、私に。』
アカツキ｢お嬢に売っても意味ないんで。｣
仲はさほど良くないみたいだ。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
