30話 ページ31
sideA
今日、使い魔を用いた実技だったな…
A『…まさか。』
ヘルシャフト｢ボクは高学年の調教担当だから違うよ〜。それにアヴィもAもボクが生まれた時から教えこんでるから必要ないと思うけどね？｣
ならサボっても良い！
アヴィド｢良くない。行くよ。｣
ムぅ。
ロビン｢さあさあ！僕に君の使い魔を見して！｣
暑い。
A『お前嫌い。』
鬱陶しい。
アヴィド｢うん、Aは絶対に先生嫌い。｣
ロビン｢なんで！？｣
A『せめてシチロウとかカルエゴなら…』
アヴィド｢はいはい、じゃじゃーん。｣
アヴィが使い魔を出した。
A『そういえばアヴィの使い魔を初めて見たな。』
アヴィド｢えー。｣
影が濃くなって上を見上げると
ロビン｢ブラック・アニス！？｣
ヘルシャフト｢ごめんごめん。ちょっと目を離した隙に逃げちゃってさぁ。｣
やっぱり。
ヘルシャフト｢へー、コレがアヴィの？使い魔は主と似るって言うよね〜。｣
アヴィド｢オレはととに似てるしｯ。｣
ダディーが怒った。
ヘルシャフト｢はぁ？｣
A『ダディー、授業妨害だ。』
ヘルシャフト｢ボクの可愛いリトルレディーはそんな事言わない！｣
抱きしめられた。
ロビン｢じゃあ、次はクルック・Aさんかな？｣
ん。
A『…こいつあまり外に出たがらないから少し木陰に行かせてもらう。』
無理な召喚は主従関係に響く。
｢ヘルシャフト先生！｣
ヘルシャフト｢ああ"ん？｣
A『ダディー、教え子には優しくしろってマミーが言ってたぞ。』
ヘルシャフト｢だってAみたく飲み込み早い良い子じゃないし、ゴミだし。｣
そういえばカルエゴも召喚試験の時に多少使えるゴミとか言ってたな。
アヴィド｢Aみたいな子はそうそう居ないから諦めたら？｣
ヘルシャフト｢黙りな。｣
A『ダディー。ブラック・アニスに喰われそうな場合どうしたらいい？』
絶賛、ブラック・アニスに喰われてる。
こいつ、食人種だしな。
ヘルシャフト｢ボクの愛娘に…｣
黒い雷雲から青く光る稲妻が落ちる。
ヘルシャフト｢何してんだゴミ。｣
生還。
ヘルシャフト｢あーもう危ないからパパと保健室行こ。｣
A『特に負傷してないが。』
((不死身かよ、こいつ。))
不満そうに戻って行った。
木陰で召喚すると
黒い身体に赤い目の小さな角に悪魔の羽のような羽と尾を持つ。
ロビン｢インプだー！珍しいー！｣
うん、こいつ嫌い。
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
