16話 ページ17
side入間
黒の背広を広げて胸に手を当て深々とお辞儀をする白い仮面。
その白い仮面は赤い色で不気味にニッコリ笑っている。
アヴィド｢アルカにはナイカじゃないと対応無理っショ。｣
どこから出したかわからないトランプを地面に投げ捨て
アヴィくんは指輪を嵌める。
トランプは黒くなって深い穴が出来た。
アヴィド｢ナイカ、出番だよ。｣
アヴィくんに手を引かれながら出てきたのは白いドレスに身を包み、黒い仮面に白い泣き顔をつけた長い髪が真っ白の人形。
A『ナイカがアルカに勝てるか。』
アヴィド｢ナイカ。舐められてるよ。｣
2人の人形のキャチボールはとても激しく
僕なんかが手を出せるほど甘くはなかった。
A『鬱陶しい……飽きた。』
リード｢いやいや！頑張ってよ！Aちん！｣
A『ウァラクみたいに呼ぶな！』
カルエゴ｢手始めに部屋に入って右の本棚を｣
？？
A『私の命よりも大事なものがかかってるから早く諦めろ！』
アヴィド｢どんだけ本大好きなんだよ！｣
確かに……
A『…アルカ、【Lv.5】』
ギィィというカラクリが動く音と共に
アヴィド｢いやいや…死ぬって…｣
真っ青になるアヴィくん。
A『覚悟しろよ、アヴィ。』
それまでの威力なんか遊びだったかのように土埃を立てて
目を開けると、
カルエゴ｢アヴィド、失格。｣
アヴィくんは尻もちを着いて人形はバラバラだった。
入間｢アヴィくん！大丈夫？｣
A『さっさと終わらせるぞ、愚図共。』
カルエゴ先生の言葉に火がついたのかいつものAはそこにいなかった。
A『ふん！』
Aの動きと連動している人形は容赦なく
残ったのは
A『ふん、ちょこまか動きよって…』
僕とクララ、サブノックくん。
しかも、
敵チームも流れ弾でほぼ外野。
そして
クララはボールを量産してるー！！？
A『小癪な…クパポ、ノワール！探し出せ!!』
号令と共に召喚された2匹は目を光らせて探す。
ぼ、僕も探さなきゃ！
入間｢あ、あった…！｣
A(入間の回避はなかなかだが…)
しまったー!!投げ方の練習してない！
サブノック｢よく取った。己が
入間｢サブノックくん…！｣
頭に手を乗せてきた…！
サブノック｢攻めは己に任せろ。人形を使わんと戦えない腑抜けをー！｣
A『腑抜けはそこの心ここに在らずの奴だろ。』
A(魔力を使いすぎた……目が眩む…)
顔色が良くない…
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刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
