13話 ページ14
sideアヴィド
カルエゴ【惚れた女には自分から言うのが筋だろう。】
昔からそう！
Aはどんなに冷たくあしらってるつもりでもなんやかんや助けたりしてるせいで皆虜にしちゃうのなんなの！
カルエゴ先生に至ってはベタ惚れだしさぁ！
バラム先生もAに甘々だし！
A『アヴィもやれ。』
植木鉢出された。
ほら、近づくなとか言いつつ自分から近づいてきてる。
A『クワンックワン。』
花弁が契約書のような……
スージー｢評価Aですね。ふい。｣
評価Aなんだ。これで。
A『…？？？』
ジャズ｢何それー。｣
リード｢Aっちの契約書ってこんなカンジなの？｣
A『違う。』
ふるふると首を振る。
馴染んでんじゃん……
アヴィド｢…えっと、クワンックワンッ。｣
？
苗が変化した。
オレに個性なんかない。
欲しいと思ったモノを奪うだけ。
だから
スージー｢評価B。｣
なんの個性もない花。
A『…』
入間｢クワンックワンッ……なんちゃって｣
アヴィド｢A！危ない！｣
A『？』
花じゃないじゃん…
A『…綺麗…』
またAが興味を持った…
A『見たことない。こんな花。図書館で調べなくては。』
Aは基本、調べたがる。
そして、欲しいモノは契約書を持ってもらう。
契約書を閉じ込めているブックを少しでも触ろうとすると殺気全開になる。
多分、カルエゴ先生でも怒るんだろうな。
A『なんだ。』
アヴィド｢なんでもなーい。｣
頼んでみよ。
カルエゴ｢断る。｣
アヴィド｢先生だって気になるでしょ？あの中身。｣
カルエゴ｢Aに見せろと言えば良いだろ。｣
アヴィド｢それで見せてくれると思う？｣
鼻で笑った。
とと召喚するぞ。
A『カルエg……失礼しました。』
オレ見て帰った！？
カルエゴ｢待て。｣
首根っこ掴んで止めるの多分先生だけ。
A『ココも良い眺めになるな。』
窓から特待生が出した花を見る。
A『見たことの無い花などないと思っていたが、己の知識を過信していたな。後で調べようと思う。』
カルエゴ｢早めに帰れ。先輩に電話されるのは億劫だ。｣
へぇ。
アヴィド｢ととに伝えとくね。｣
カルエゴ｢やめろ。｣
ずっと窓から特待生の花を見つめる。
アヴィド｢…さっきから入間の花に夢中なの。どうする、もしそのまま入間に行ったら。｣
カルエゴ｢決して行かない。｣
どっから来るんだよ、その自信は。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那(プロフ) - カルエゴ先生大好きなのでこの作品を見つけられて嬉しいです。更新頑張ってください！ (2020年6月10日 10時) (
レス) id: c8d90afbad (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
るに - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年5月3日 6時) (レス) id: d1e4377471 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - みゅーとさん» ありがとうございます！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 面白いっすね、これからも更新がんばってくださいね (2020年4月27日 23時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年4月11日 19時
