第五百九十三話「人に謝る時とお礼を言う時は相手の目を見て言え」(＊)【洛陽決戦篇18】 ページ30
第三人格「…まさか」
〜そして現実世界に戻る〜
ｸﾙｯ(Aが振り向く)
(高杉がいた)
A「時間停止"星と神々の逆鱗に触れたとある吸血鬼の末路"！」
▽時間が止まっている！
A「さてと…突然申し訳ないけど、あたしからしたらかなり重要な案件だからすぐにでも話したいのよ。構わないかしら？高杉」
▽高杉は この止まった時間の中で動けるように
なった！
高杉「…Aか。何の用だァ？」
A「色々と言いたい事はあるんだけど…まずはこれから言わせてもらうわ。ごめん」
高杉「…」
(目を見開いて固まる高杉)
A「何もあんたがこれまで銀さん達にしてきた事を全て許せたわけじゃないけど…さすがにあんたの事を何も知らないのに言い過ぎたと思うわ。たとえあんたがあたしを許してくれなくても、これだけは言っておきたかったのよ。それから、もしあんたさえ良ければだけど…あたしの友達になってくれるかしら」ｽｯ
(Aが高杉の前に右手を突き出す)
…(沈黙が流れる)
A「…なーんてね」
(少し悲しげな微笑みで突き出した右手をちょっと引っ込めるA)
A「ま、さすがにそんな虫のいい話が通じるわけないか。ごめん高杉、変なこと言ったわ。今のは忘れt((ｸﾞｲｯ
ｶﾞﾊﾞｯ(高杉が少し引っ込められたAの右手を手首ごと掴んで自分の方に抱き寄せ、そのまま両腕で抱きしめた)
A「…高杉？」
高杉「…ずっとこうして抱きしめたかった」
高杉「…ずっとテメェに触れたかった」
高杉「俺がテメェを許さねェわけがねェだろ…ずっと惚れてた女に受け入れられる事を拒む男が何処にいやがるってんだァ？」
A「いや…いくら銀さん達を何回も殺されかけたとはいえ一応全部未遂に終わってるし、それにあんたの事何も知らないのにあんなに酷い事言っちゃったから…」
高杉「…ｸｸｯ、まだわかってねェらしいなァ？A、俺ァテメェを愛してる。テメェがそれさえわかったんだったら、俺に文句はねェさ」
A「…あんた割と器デカいわね。それはそうと…許してくれるなら改めて訊くけど、友達にはなってくれるの？」
高杉「…あァ。尤も、俺ァ"友達"で終わる気はねェがな…」
A「…そう、よかった。じゃあ、あんたにも神の力をあげるわ。一応"もうあんたを拒んだりしない"っていう約束代わりのつもりだから」
第五百九十四話「なんでも壊せる弟の姉」(＊)【洛陽決戦篇19】→←第五百九十二話「精神世界の構造は人それぞれ」(＊)【洛陽決戦篇17】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルン(←ヴィタ) - 逆に言うと三時間もあれば世界なんて崩壊する…恐ろしい子 (2021年4月29日 13時) (
レス) id: 442ed9332f (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - ベルン(←ヴィタ)さん» まぁ、(名前)さんが天界創るのにかけた時間は学校から帰ってきて晩御飯ができるまでの約三時間ですからね… (2021年4月27日 20時) (レス) id: 842a485064 (このIDを非表示/違反報告)
ベルン(←ヴィタ) - 緊急の時にその着メロが流れるんですねわかります！７日で世界が…いやこの女神様ならそれすら覆しそうだぜ… (2021年4月27日 19時) (レス) id: 442ed9332f (このIDを非表示/違反報告)
ベルン(←ヴィタ) - まぁ、大丈夫っしょ。さん» 気に入りました！！それと失踪しない程度に頑張ってくださいね！！(*^-^)応援してます！！ (2021年4月22日 19時) (レス) id: 442ed9332f (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - ベルン(←ヴィタ)さん» あのシーンは金時篇の後からずっとじっくり考えてたので自分でも渾身の出来なんですよ…気に入ってくれて何よりです！ (2021年4月22日 19時) (レス) id: 842a485064 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2021年4月8日 18時
