標的?〜イタリアに帰ったあの子〜15 ページ1
で、どうしたんだ?
走って来た為、呼吸が乱れる
しかしディーノが優しく背中を撫でると不思議と安心してくる
荒かった呼吸もだいぶ落ち着きやっと話せるようになったAに問いかける
A『...ふぅ....見回りしてたら...ディーノの事心配してる人が....いて...』
ディーノ「オレ...?何でだ...?」
「街の人に心配されるような事、なんかやったっけ...」と考えるも思い付かずAの次の言葉を待つ
A『....確か...猫怪死事件...の次の噂がなんとか....』
ディーノ「ああ!!あれか、可愛い猫ちゃん達の事件か!」
納得いったようにAの横で小さく頷く
しかしAには全くわからず疑問符がまたもや沢山浮かび上がる
ディーノは「次の噂ってアレか〜!それはオレが悪かったなぁ」と小さく呟く
全く意味のわからないAは考えることをやめ、ディーノに素直に聞くことにした
A『...ねぇ、どういうこと?』
ディーノ「あぁ、スマン Aは事件も知らなかったよな」
そう言うとディーノは事件から噂の真相まで教えてくれた
Aの脳内会議
説明しよう!!
猫怪死事件とはその名の通り猫が不可解の死をとげていた事件だ!!
そして噂とは事件が起きてから毎夜街で
真っ黒の服を来た男達が犯人を探しているらしい(男は猫の飼い主という噂がある)
さらに男達は夜が明けるとディーノの屋敷に入っていくらしい
この噂の真相は...ディーノの部下だったのだ!!(最後のでわかると思うけど)
自分の街で例え猫であろうと不審な事がおきたら住民の方々が怖がってしまう
しかし朝、昼にやろうものなら犯人が気付いて逃げるかもしれない
だから夜の闇に紛れて犯人を捕まえる作戦らしい...
結果的に見回りの方が怖がられたというわけさっ!!
脳内会議終わりっ!!
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作者名：karasi | 作成日時：2018年8月11日 18時
