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No.4 ページ5

教会で十字架に祈りを捧げて、約5分。屋根の上から、コンコンッと音が鳴る。見上げると、屋根に貼られたステンドガラスに影が映っている。
トド「兄さんたち、おそいよ!」
足を一生懸命に動かして、何とか裏口の扉を開けた。外に出た途端、空から天使が降ってきた。
十「お待たせ、トッティー!」
一「女神、大丈夫…?」
チ「高かった…怖かったぁ…」
十四松兄さんは、女神のチョロ松兄さんを抱えたまま、陸へ足を付けた。その隣に一松兄さんも来た。十四松兄さんはフラフラのチョロ松兄さんを地面に下ろし、そのまま足取り軽く教会の中へ入る。
トド「十四松兄さん、扉の前の悪魔を払ってくれない?」
僕がそう声をかける前から、彼はやる気満々だったみたい。随分と楽しそうな声色で、でも恐ろしくも感じるような…
十「勿論っ」
背中越しからも、兄さんの笑顔は見えるように思った。



お「…は?」
あまりにも突然だったから、おそ松兄さんはマヌケな声をあげた。でも、顔は引き()った笑みで、多分予想はしていたと思う。
お「出会って速攻、鎖で縛るの?」
十「うん!手っ取り早いから!」
黄色い魔法の鎖に縛られたおそ松兄さんは、身動きが取れぬまま、地面に胡座(あぐら)をかいて座っている。
カ「ありがとうな、十四松!お陰で早く仕事が済みそうだ」
十四松兄さんに優しく笑いかけたカラ松兄さんは、表情をそのままにおそ松兄さんを向く。目だけで睨まれた兄さんは、更に顔を引き攣らせた。
僕はというと、騒がしい程のじゃれあいを、壁に伝って座り込んでいる一松兄さんの横で見ていた。
一「…トド松」
無表情に口を瞑っていた兄さんが、突然声をかけてきた。僕は驚いて兄さんを見たけど、どうせ大したことじゃないだろうと目線を戻した。
トド「なぁに?」
一「…気をつけなよ、アイツ。結構サイコパスだから」
独り言のように呟いたその言葉に、僕は理解に遅れて固まった。その後、すぐに兄さんの方を向いたけれど、無関心に空を見上げていた。僕はそれを見ると、なんだか呆れた。僕も空を仰いだ。
結局、一松兄さんの言った"アイツ"とは誰だったのか分からなったし、追求しなかったことに後悔するのはかなり後の話になった。



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しおん)下手くそだぁ…すまんそ( ノД`)
砂夜さん、頑張ってww

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作者名:しおんの蜂蜜 x他2人 | 作成日時:2018年6月9日 23時

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