貴方を守りたい [トム・M・リドル] (ページ30)

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第28話ページ30

「そういえば、秘密の部屋見つけたんだね。」

私は、ふと思い出したことを声にした。

この先のことを考えていたため、最近起きたことを忘れていたのだ。

トム君は呆れた様に笑いながら

　「Aって、面白いよね。人が１人死んだというのに眉１つ動かさない。」

と、言った。

私は、少し笑う。

　「まあ、知ってたしね。」

　「それじゃ、次に起こる事件について来る？」

そう、トム君は軽い悪戯をするかのように笑った。

私は、そこに闇の帝王の片鱗を見た。

　「うん。行くよ。」

そのまま駅に着き、私たちはあそこへ帰った。

Aは本当に飽きない。

闇かと言われればそうではない、光と言われればそれも違う。
まあ、どちらかと言えば闇だろうが。

未来を知っているということで生まれるのか、どこか不思議な雰囲気。

彼女は物静というより、よく考えるタイプだ。

じっくりと考える、という点ではレイブンクローのようだがスリザリンということはそれを上回る狡猾さがあるということだ。それも面白い。

前に分かったことだが、彼女は自分でも知らずに限られたところにだけ閉心術を使っている。

主に、未来に関するところだ。

なぜ彼女が知らず知らずのうちに使っているということが分かったかは、Aが意外と単純でぬけているところがあると知っていたからだ。

そして、ふと自分の口元が緩んでいることに気が付いた。

なぜだろう、いつからかAのことを考えると、自然に頬が緩む。

これが”愛”というものなのだろうか？

自分に笑い呟く。

愛というものはくだらなく、必要の無いものだ。

所詮、愛なんてものは良い子孫を残すための段階に過ぎない。

ダンブルドアが言うようなものは本当に下らない。

　独占欲。

僕は、彼女にそれを感じている。

勿論、それは愛などではない。

彼女を誰かに取られることが嫌だ。

僕だけに見せる本当の笑み、嬉しいと思う。

そして、なにより彼女の情報だ。

この様な、感情はA以外に感じることはないだろうと言える。

あの問題が終わったら、伝えてみようと思った。

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リドルさん、それ愛かもしれないですよ。
ともかく、リドルを書くのが難しいです。
私の語彙力が追い付かない。
本当に申し訳ないです。
恋愛わかんないんです。