色々なzmニキ企画【w.r.w.r.d!】 (ページ4)

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新婚ページ4

【サービスナーバス】

「朝だよ、起きて」
「ん、んー…」

まだ眠そうに目元を隠すゾム君の姿を見てこっそりと笑う。結婚前から一緒に住んでるから、こういう姿を見るのは初めてではないし、むしろ日課の一つと言ってもいい。
だけど、こんなに隙だらけな彼を見られるのは私だけなのだと思うたびに、幸せだなと思わず笑ってしまうのだ。

もう一度、起きて、とだけ声をかけてから寝室を出た。今日の朝ごはんの卵焼きは上手にできたから、できれば冷めないうちに食べてほしいな。

「じゃぁ行ってくるわ」
「…うん」

朝食をおいしいって食べて、テーブルの食器をすべて空っぽにしたゾムくんは、いつものスーツ姿でお気に入りの鞄を持っている。
さっきまで眠たそうな顔をしていたはずなのになぁ。
すっかり外行き用になったゾムくんを玄関に送る。今日は天気がいいから、洗濯物がよく乾きそう。

「あ、」
「…ん？」
「ううん、なんでもない。」

ふと、声が出た。無意識だった。
不思議そうにこちらを振り向く彼に、首を横に振ってなんでもないと伝える。