ポーカーフェイス (ページ24)

今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:24,952 hit

第二十三話ページ24

「あの…俺、男だよ？」

「…はい？もう一度言って頂いいても？」

「俺、男だよ」

「…え、冗談ですか？」

「俺、男」

「え、嘘でしょ？！！」

「ほんとだよ？！！！」

(私異性を、しかも異性の教師をお出掛けに誘ってた？！)

(俺女だと思って誘われてたの？！なんか納得した！！)

すると急にリガーレが店を勢いよく出て駆け出した

「リガーレちゃん？！」

「すいません、今日は帰りましょう！！さよなら！！」

「え、あ、うん」

パニクってリガーレは帰るという選択をとった。ツムルはリガーレの勢いに負け、思わず返事をしてしまった。

次の日⟵展開がはやいな…

「すみませんでした！！」

リガーレは職員室でツムルに誠心誠意謝ってた。

昨日ツムルから女だと思われていたと教えられた教師たちは大爆笑だった。

「いや、もう全然大丈夫だよ。俺がいじめてるみたいになっちゃう！！」

「はははは！！ツムル先生女の悪魔だと思われて…ははは！！」

「いや、ちょっと、息、でき、ない！！ププッ」

「ふぃーまさか女の悪魔だと思われていたとはね〜予想外ですぅ」

「てっきりツムル先生が好きで誘ったのかと思ってたわ！！」

「黙れエイト！！ダリ先生もそんなに笑わないで下さいよ！！」

「いや、だって！！」

「すみません、すみません！！」

職員室はカオス状態だった。

職員室に用事があって来た生徒たちが引きながら去っていく。

「いや、本当にすいません！」

「うん、もう大丈夫だよ…誰にでも失敗はあるし…はは…」

「いやーやっぱ面白いね！リガーレさんは！」

「すみません、すみません、何か罪滅ぼしを…」

「うーん、じゃあこれからはツムル先生って読んで。それで許すよ。」

「わかりました！ツムル先生。」

「あ、いいなー僕も僕も！」

「ふぃ、私も〜」

「俺もー」

「わかりました。全員名前で呼びます…」

「やったーラッキー。」

「なんでダリ先生たちまで！！」

「抜けがけはダメですよ〜ツムル先生」

「う、」

「本当にすみません！！」

そして何とか落ち着いたツムル女事件。

リガーレはこのことで他の悪魔の異性には敏感になったとかなってないとか…