ポーカーフェイス (ページ18)

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第十七話ページ18

今日は初刑玉砲試験当日。

「AとBの腕章を配る。つけたらコートへ分かれろ」

(うーんあの陰湿教師の性格からしてアスモデウスと入間は分かれるな。アスモデウスがどうでるか見ものだな。)

「何だこの組み分けはッ！？」

(やっぱりな。)

「異論は認めん。整列」

(私はAか…入間と同じだな。残念だ)

「では、初刑玉砲開始！」

「誰が投げる？」

「拙者！拙者！」

「ここは私が…」

「もーらい」

「ナイスだアンドロ。流石だな」

「それほどでも〜。」

(サブノックが投げるのか…)

「防壁！」

(ぬるいな)

「ぬるい！！」

(やっぱり)

「アウ…」

「女子に当たったボール！！」

「アウトだろあいつがいる自体。」

「セーフ…」

「お近づきのしるしに！」

スカートをのぞこうとするカムイ

「やっぱりアウト！！」

「ふざけんなクソ鳥！」

「焼いて食ったろか！」

ボカスカ

(私もボールを投げなくては。ボールボールっと、えっ？)

「量産されてるッ」

「本物どれだ！？」

「転ぶッ」

「うるさいなあ」

「邪魔！！」

ドゴォ！！

ポーイ

(ボールが…！！)

「あった！誰が捕れッ」

入間がボールをとる

(！練習の成果が出ているな入間。そこからどう投げる？)

(投げ方教わってない！！)

「すごい形相だ！！」

「みんな離れろ！！」

投げ方を教わっていない入間にとって今の状況は大ピンチであった。

(ど、どうし)

「よく捕った我が宿敵よ」

「サブノックくん！」

「攻めは任せい！」

(何故サブノックが…？はっ私達は投げるレベルではないといいたいのか！？)

自分のとった行動によりまさかこんなにも勘違いが生まれているとは知らない入間であった。

「己がその腑ぬけを…ッ討ち取る！！」

「思案の…邪魔をするなッ」

(え、ヤバっ投げてみよう)

「ボールまわして！！」

「え、わかったわ！！」

「アスモデウス、よそ見をするな！」

「くっだから！思案の！邪魔をするなッ」

アズが投げたボールは勢いよくリガーレに当たる。

(くそっやられた)

「だからリガーレちゃんはなんでこんな時でもポーカーフェイス突き通すの！？」

「黙れ」

「やっぱ辛辣！！」

ワァワァ

そして残りはアズと入間だけになる。

(これは…アスモデウス。わざと当たるつもりか？そんなんで位階が上がるほど楽じゃない…どうでる？)