孤独に溺れた朱猫族 (ページ4)

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『バカヤロ！こんな裏道通るんじゃねぇ！！』

木刀を持ってる奴は俺に怒鳴ってきた

『テメェ！姉の事を大事じゃねぇのかよ！！』

その言葉に俺は
ハッ！とした。

そうだ！姉上は体が弱くてすぐに咳をしてしまう
なのに俺は・・・

巻き込んでしまった。

『まったく無駄な喧嘩をしたぜ』

木刀を持った奴は傘を深くかぶり文句を言った。

『・・・』

『・・・ん？』

傘を深く被った奴は俺の顔を引き寄せて

『おい、少年テメェ怪我してるぞ』

そう言うと俺に合わせ貝殻を渡してきた

『それでも塗っとけ』

そう言うと種を返し歩いていこうとしたが

？「あの、待ってください」

姉上が引き留めた

？「あの、ありがとうございました」

？「せめてのお名前だけでもお聞かせください」

『・・・いいけど、その代わりあなた達も答えてよ』

？「はい。」

？「私は沖田ミツバともうします」

？「で、この子は弟の」

？「沖田総悟でさぁ」

『そうか、私の名前は天宮紅葉と言う
じゃあな』

そう言うと紅葉は種を返し帰っていった

・・・数年後近藤さんが教えてくれたのは彼女は
凄腕の侍だと