1ヒーロー? ページ3
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俺とあいつが出合ったのはもう随分昔の事
この世は弱肉強食の世界
弱いものは強い者に喰われる
そんな世界・・・
あいつと出会ったとき俺はまさに弱者だった
―――――――――――
?「やめろ!やめてくだせぇ!」
「それは出来ない相談だな」
「もとはといえばお前らがわりぃんだ俺様達の縄張りをむだんで入ったから」
「いいか、ここわな金を払って入れる場所なんだ。
そこをヅカヅカと入ったてめぇらが悪い」
「ギャハハハハハ!!チゲぇねえ」
俺は何も無い武術も対術もまったくない子供だった
「・・・んぁ?おい、見ろよこの女」
「!!」
「おい、見ろよこいつこの女なら言い値で売れるんじゃねぇか?」
チンピラどもは姉上に目をつけた
?「ためでィ!姉上に手を出さねぇでくだせぇ!」
俺は姉上を庇うように立った。
「おめぇ一人で何ができんだぁ!!」
バンッ!
?「ガッ!!」
俺チンピラ共に吹き飛ばされた
?「そーちゃん!」
姉上の声が聞こえたその声は震えていた。
「いいか、弱い奴は死に方も選べねぇのさ!」
くそ!悔しいのに何も言い返せない!
「じゃ、そこの姉上はこっちに来い!」
チンピラの手が姉上に触れる。
俺はもうだめだ!と思って目を瞑った時
ブワァ!
そんな音が聞こえたと思って目を開けてみたら
チンピラ達が吹き飛ばされていた
チンピラを吹き飛ばした本人は木刀を持っており傘で顔が見えなかった。
「おい!テメェ!誰に向かっててを出してんだ!」
『へぇー誰なの?』
「このおかたはなぁブベラッ!」
「おい!まだ話してる途中だろうが!」
『知るかよ。あんた達のくだらないお喋りに付き合ってるだけありがたいと思え』
「てめぇらやっちまえ!」
チンピラのボス的な存在が言うとそいつらは木刀を持っているやつに向かっていった。
だが、そいつには傷ひとつ着かずひねり潰された。
そいつはヒーローというには無茶苦茶なやつだった。
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作者名:まぃ x他1人 | 作成日時:2017年9月18日 14時