第136話 ページ7
それからの私はというものの、おばさんが持ってきてくれたこれまた何とも美味しいお粥を頂くと、再び静かに布団へと潜り込んでいた。
おばさんは家事があるということで部屋を空けているため、今はまた一人。相変わらず聞こえてくるのは時計の秒針の音だけだ。
…にしても暇だ。暇すぎる。前の世界ならこう言うときはスマホとかゲームが相手してくれてたからこんなに退屈しなかったんだけどなぁ…この世界はこう言うときに暇を潰せるものが何もない。
この世界のダメな所っていったらそこだと思う。まあでも今は任務中だし、あったとしても呑気にそんなことしてられないんだけどさ……
『……ダル…』
チャクラ切れだけならともかく、今は熱があるせいか体が余計にダルい。これだと仮にゲームとかがあっても弄ってらんないか…ははは。
……寝よ。
そう思ったのを最期に、私は知らない間に深い眠りへとついていったのだった。
……どのくらい眠っていたのだろう。突然誰かが部屋に入ってきたらしく、引き戸を開けるその音でふと意識が戻った。でも強い睡魔によってなかなか目を開けようという気になれない。
でもまあ多分おばさんだろう…そう思い、再びそのまま眠りにつこうとした時だった。
突然その人物の大きな手が私のおでこに触れた。その誰の物かもわからない妙な温かさに懐かしさを覚えた。
…違う、この手はおばさんの手なんかじゃない…多分これはきっと……
『……カカシさん？』
「！悪い、起こしたか？」
やっぱり。予感が的中したのが嬉しくてついつい自然と笑みが溢れる。
『…あははっやっぱりカカシさんだ』
「？…なんかよくわかんないけど、その様子じゃ取り敢えずは大丈夫そうだな」
『はい、お陰さまでなんとか』
「はぁ…ったくお前って奴は！いい加減にしろよ？次またあんな無茶してみろ、今度こそ本当に死ぬぞ！」
『うっ…ご、ごめんなさい……』
…かと思いきやいなりお説教ですか……でもまぁこれも愛ゆえにってやつですよね？カカシさん！
……これは言わないでおこう。
「全く、心配掛けさせんじゃないよ……ナルトだってこんなになるまで無茶したりなんてしないぞ！これに懲りたら、もう二度とあんな真似しないことだな」
『…へーへーどーせわたしはナルト以上の馬鹿ですよーだ』
「全然反省してないねお前」
『！？してるしてる！してますってマジで！！だからそのデコピンの構えをやめてくださいお願いします！！』
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アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました！作品を参考してよろしいですか？？ (2020年11月20日 21時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす！！！滅茶苦茶嬉しいです！頑張ります！！ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です！超応援してます！頑張ってください！ (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ！！？めちゃくちゃうれしいです！！本当にありがとうございますー！！(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます！とても面白いです！がんばってください！私もうこの話のファンになっちゃいましたw！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年10月8日 13時
