第133話 ページ4
『…20時35分…はたけカカシ享年僅か27歳にてご臨終です……』
カカシさん…御愁傷様です。彼は犠牲となったのだ……なむなむ。
「…勝手に殺さないでくれる？」
『あ、生きてた』
「あたりまえでしょ」
そう言って私を退かしつつゆっくりと体を起こしたカカシさん。なんだまだ全然元気じゃん。(わざと)
「で？なんだ？お前さっき多重影分身がどうだとか言ってた気がしたんだが……？」
『あっはい！そうですよ！どうです？良い案でしょう！？』
私がキラキラとした目でそう訴えると、なぜか呆れたような目をしたカカシさん。
？というかなにその反応。私なんか間違ったこと言ったか？不思議に思い首を傾げると何故か深ーいため息をついたカカシさん。だから幸せ逃げるって。
「…あのねぇ、お前死ぬ気か？今のお前のチャクラ量で、長時間影分身を出しときながら木登り修行なんて掛け持ち、出来るわけがないでしょーがよ」
『えぇ！？出来ないんですか！？なんだよもー！喜んで損したぁ……』
「オレは初めから誰かさんのせいで損しかしてないんだけどね？」
『っならカカシさん！変化！変化はどうなんですか！？』
「だから同じことだって」
『そ、そんなぁ……』
せっかくの期待をあっさりと裏切られ、はぁ…とため息を吐きながらもその場にガックシと項垂れる私。やっぱり幸せ逃げました。
しかしそこでふともう一つのアイデアが思い浮かぶ。
『…あ、だったら普段から修行以外の時間にずっと変化してれば良いんじゃないですか！？』
「…全く、お前もとことん諦めが悪いねぇ……ならお前は、現に修行でほとんど使いきったチャクラ量でずっと変化維持が出来るとでも言いたいのか？」
『ぐっ…で、できる！』
「嘘つけ」
『ほんとですって！だってほら、見ててくださいよ！…変化ッ！！』
「っ！？バカよせ！！」
…この時、剥きになってカカシさんの忠告を聞かず、思いっきり変化の術をかました私は実にバカであったと、後になって染々と思う。
その時の私の体は修行によるチャクラの練りすぎで既にボロボロだったというのに、無理をして変化だなんてするもんだから結局体が耐えきれず、綺麗にそのままぶっ倒れてしまったのであった。
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アイ(プロフ) - 作品を読んで感動しました！作品を参考してよろしいですか？？ (2020年11月20日 21時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - トッシーさん» あっあっああああありがとうございますすすすす！！！滅茶苦茶嬉しいです！頑張ります！！ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
トッシー - さっさっさっささささ最高です！超応援してます！頑張ってください！ (2017年11月20日 19時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - nasoraさん» どわーっ！！？めちゃくちゃうれしいです！！本当にありがとうございますー！！(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
nasora - いつも楽しく見てます！とても面白いです！がんばってください！私もうこの話のファンになっちゃいましたw！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: e0ca1ca558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年10月8日 13時
