第494話 ページ5
その後もダラダラとくだらないことを喋って、一通り喋り尽くした私達はその場で解散となった。
またお茶しようね〜なんて言って、サクラと別れた私は帰路に着く。
.....あ、そういえばリンス切れてたんだった。買いに行こう。
途中、そんなことを思い出した私は商店街へと足を向ける。
...しかしどんな偶然か、道中道端で会話をしている若い女性グループの会話が、すれ違いざまに私の耳へと入ったのだ。
「ねえ知ってる？今の火影様って、前の戦争で大活躍したんだってね！」
「確かカカシ様だよね！なんでも火影になる前からエリートだったんだって！」
「そうそう！しかも普段はあんなんだけど、素顔はめちゃくちゃかっこいいらしいよ！」
「キャ〜！ほんとに！？あたし狙っちゃおっかな〜！」
「独身らしいしイケるんじゃない！？」
「.......」
その瞬間、名前も知らない女性たちのそんな会話を聞いて、何故だかムッと腹が立った。
.....多分、彼の今までの苦労も知らない人達が、彼のことを知ったかぶりしているような態度を取ったことが、私は気に食わなかったんだと思う。
.....いや、知ってるし。はたけカカシがかっこいいことくらい私も知ってるし。つーか見たし。
それにエリートとか言ってるけど、カカシさんは色々苦労してるんだからな.....まあ知らなくて当然だろうけど.....。
.....なんか.....嫌だな...。
決して私が彼のことに対して腹を立てる筋合いは無い。こんなこと、今までなかったのに.....私らしくもない。もしかすると、ついさっきサクラとあんな会話を交わした後だからだろうか。
.....それでも...確かに私はその時、名前も知らない女性達に無性に腹が立ってしまったのだった。
心の奥底に謎のモヤモヤが引っかかったまま、私はいつものお店でリンスを購入すると、再び家へと帰るために足を進めていた。
「...ねえ」
「？」
しかし、そんな私の行方をはばかる者が数人。突然目の前に現れたのだった。
「君、あのうずまきナルトと戦争で活躍したっていうAちゃんだよね？」
突然声をかけられたかと思いきや、縦続けざまにそう言う男。見た感じ若い男の人って感じだ。多分少し年上...？忍ではなさそうだ。
そしてその男の隣にも二人、違う男性が立っていた。
...なんかチャラチャラした人達だ。
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千 - 続き嬉しいです！カカシ先生尊い…。 (2020年5月26日 8時) (
レス) id: 1380412b8e (このIDを非表示/違反報告)
透羽-とわ-(プロフ) - ここまでイッキ読みしてしまいました〜！カカシ先生が尊い！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月24日 23時) (レス) id: 71f7d12171 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - BORUTOのコクリと夢主が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年5月24日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続きがとても気になります！！！カカシ先生大好きなのでこのお話大好きです。更新頑張ってください (2020年5月24日 1時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2020年5月24日 0時
