第493話 ページ4
「.....まーてなわけで、私がカカシさんを愛していることには変わらないけど、それはサクラの思ってる恋愛とかって訳じゃないんだよ。あっ勿論一人の人間として尊敬もしてるし、前話した時見たくちゃんと大切にはしてるよ？でもまーとにかくそういうこと！わかった？」
「.....いや.....なんて言うかあんたって.....ほんっと気持ち悪いわね.....」
「ありがとう！」
「褒めてないわよ.....」
はぁ.....と深いため息を吐くサクラ。
えへえへ、だって仕方ないじゃん。はたけカカシ可愛いんだもん。
先程とは打って変わって感情が逆転した私たち。サクラは脱力感に苛まれているのに対し、私は気分ルンルンといった様子だった。
「.....とりあえずあんたがカカシ先生のストーカーだったってのはよくわかったわ.....」
「失礼な！！ストーカー行為なんて人生で一度もしたことないよ！」
「考えてる事は同じじゃない！」
「同じじゃないよ！」
ギャーギャーと店の中で口論を交わしていると、誰かの咳払いが聞こえ、慌てて口を閉じる。おっといけない、少しはしゃぎすぎた。
「.....ともかく、私はカカシさんを愛してはいるけど、それは尊いと言う感情の元に愛しているのであって、恋人にしたいとかそういうんじゃないんですな。
.....まあ、今は勿論、それだけじゃないど」
「.....ふーん...」
最後にそう本心を交えると、サクラは納得行かないと言った様子で相槌をうつ。
「.....ま！あんたがそれでいいんなら私なんでもいいんだけどね〜.....カカシ先生も最近よく噂されてるし」
「.....え？何それ？」
「知らないの？カカシ先生もあの戦争以来、よく女の人から声掛けられてるみたいよ」
「！そうなの！？」
思いもよらない突然の事実に、再び思わず声を荒らげる。
「何それ、全然知らなかった...！いやまあでもそうだよなぁ〜...カカシさんかっこいいもんなぁ...ましてや今は火影だし.....」
今まで知りえなかった事実に少し驚きつつも、自身を納得させる。
「...あれぇ〜？もしかして嫉妬してる？」
「いやするわけないじゃん...第一あの人だったら有り得るし.....それに今は火影の仕事だって忙しいんだから、そんなことになってるんなら尚更大変だなって.....」
「へぇー.....」
別に嫉妬なんてホントにしてないのに、なにか含みのある返事をするサクラ。
それがなんだか気に食わなくて、目の前のケーキを一口、バクっと食べた。
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千 - 続き嬉しいです！カカシ先生尊い…。 (2020年5月26日 8時) (
レス) id: 1380412b8e (このIDを非表示/違反報告)
透羽-とわ-(プロフ) - ここまでイッキ読みしてしまいました〜！カカシ先生が尊い！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月24日 23時) (レス) id: 71f7d12171 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - BORUTOのコクリと夢主が付き合ってる設定の小説も書いて欲しいです (2020年5月24日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続きがとても気になります！！！カカシ先生大好きなのでこのお話大好きです。更新頑張ってください (2020年5月24日 1時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2020年5月24日 0時
