第96話 ページ13
突然どこかから表れた、いつも通りケガもなくピンピンとしているカカシさん。
「ナルト…すぐに助けてやらなくて悪かったな、ケガさしちまった……お前がここまで動けないとは思ってなかったからな。
とりあえずサスケにA、よくやった。サクラもな…」
そう言って私たちを褒めてくれたカカシさん。というか前から思ってたけど、どうしてそこでナルトを煽るの…
でもきっとそれも、何かカカシさんなりの考えがあるんだろうな。
当のナルトを盗み見ると、彼はサスケのことをじっと見据えていた。
…あ、嫌な予感……
「よォ…ケガはねーかよビビり君」
…お前もかサスケェェェェ！！だから煽るなって！！
いやまあしゃーないんだけどさ？ここまで言われると流石になんか可愛そうじゃん！やめて差し上げろよ！！
というか私はカカシさんが身代わり使ってたのを知ってたものの、なにも知らずにあの状況で冷静に行動できたあんたが異常だわ…だからナルトもさっさとそれに気づいて、サスケなんか相手にしなけりゃいいのに。
……でもナルトはそんな子じゃないんだよねぇこれが。逆にその性格がこのお馬鹿なおチビちゃんを立派な火影へと導くんだろう。そう思うと、ナルトってやっぱり凄いや。
流石主人公ってところなのかね、馬鹿だけど(二回目)。
「ナルト！ケンカはあとだ。こいつらの爪には毒が塗ってある。お前は早く毒抜きする必要がある。
傷口を開いて毒血をぬかなくちゃならない。あまり動くな毒が回る」
それを聞いて毒血を抜くところを想像してしまいゾッとした。私だったら痛いのとか怖いの苦手だから絶対に無理…
「タズナさん」
「な…何じゃ…！？」
「ちょっとお話があります」
その後、私たちを襲ってきた二人の忍が霧隠れの中忍だということと、タズナさんの以来がCランクではなくBランクだということを知り、サクラが中断を提案した。
本来の私なら、きっとサクラに同情しただろう。でもそんなわけにはいかない。この任務は何がなんでもやり遂げないと。
「んー…こりゃ荷が重いな！ナルトの治療ついでに里へ戻るか」
そう言われてチラッとナルトの方を見る。ナルトはギリッと顔をしかめていた。
…それを見てとあることに気がつく。
…！これってまさか"あの"シーン！？
ってことは……！！
そう、私がこの話のシナリオを思い出した瞬間だった。
ザクッ！！
「「『！！』」」
……ナルトの手の甲に、深々とクナイが突き刺さった。
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色葉(プロフ) - 星月夜*ミルトニア[3DS]さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！更新頑張ります♪ (2017年9月24日 0時) (
レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
星月夜*ミルトニア[3DS] - イラストのクオリティヤバイ………また見てみたいです！更新頑張ってください！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 4d66220430 (このIDを非表示/違反報告)
色葉 - 輝夜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けているようで何よりです♪頑張ります！ (2017年9月21日 6時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - 面白くていつも更新ワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってください！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 88c1b11d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年9月13日 6時
