【NARUTO】共に生きる 4【はたけカカシ】

番外編 第5話 カカシside ページ11

夜。Aと別れ、自宅に着くなりそのままの勢いでベットにごろんっと身を投げた。


「はぁ〜っ……」


一息付き、ぼーっと天井を眺める。


……にしてもほんと、久々にあんなに笑ったかもな………


…だめだ、思い出したらまた笑えてきた。独りでにやつくとか流石にちょっとアレだ。そう思い、枕に顔を埋める。

そもそも何で俺がこんなにも上機嫌なのかというと、変な話だが正直自分でもあまりよくわかっていない。

でも、そんなオレにでも分かるいくつかの確信ならあった。

一つ目は、今日一日がもの凄く楽しかったということ。

あんなに笑ったのはいつぶりだろうか。Aのコロコロ代わる表情やいろんな反応が、それはもう面白くて可愛らしくてしかたがなくて。それを見てるだけで楽しくって、Aを見ているだけで自然と笑ってしまった。いつも思うがほんとに忙しいやつだなあいつは。

二つ目は、今とっても幸せだということ。

今日、Aのオレに対する優しさとかそういうのを感じられて、柄でもないがそんな風に想われてるオレはもの凄く幸せ者なんだなって思えた。オレなんかのために泣いてくれちゃったりして……どこまで他人思いな奴なのだろうか。

そして三つ目は、Aの事が愛おしくて仕方がないということ。

この四年間あいつと関わっていくうちに、気がつけばあいつに対する俺の見方が変わっていたことに気がついた。

自分勝手な見方だが、なんだか可愛い妹が出来たみたいで…まるで本当の家族の様に可愛くって愛おしくって…大切で。


それでいて、何よりも絶対に守っていきたいって……そう、改めて強く思った。

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