第128話 ページ46
修行場所から少し歩き、他のみんなの姿が見えなくなる所までやってきた私達。
『…ちょっと、いきなりなんのつもりですか。こんなところに連れてきて…まさかまた煽るつもりですか？だとすれば流石の私もキレますよ』
「…A、少し落ち着け。大体そんなことするためだけに、わざわざこんなとこまでくるわけがないでしょーよ」
『…じゃあ何なんですか一体』
「……お前、何であんなにチャクラコントロールできないんだと思う？」
『はぁ？なんですかその質問。そんなの分かってたら私だってあんなに苦労してませんよ！』
そんな彼の質問内容にやっぱりこの人は私を煽りにきたんじゃないのかと思い込み、再びぶちギレてやる。
「だから一回落ち着けって……そんなに焦ったって仕方がないでしょーよ」
『……っ』
それでもまだイライラは収まらなかったけれど、確かにカカシさんの言う通だ。そう思い渋々怒りを沈めながらも落ち着きを取り戻す。
『はぁ……で、さっきの質問ってどういうことなんですか？』
「いやな、さっきからずっとお前の様子を見てたんだが……いくらなんでもここまで出来ないのは流石にオレもおかしいと思ってな。
そこでだ。まぁこれはあくまでオレの推測なんだが……お前がここまでやってもなかなか上達しないのは、恐らくお前がこの世界の人間じゃあないからだとオレは思う」
『……は？』
すると予想もしていなかった返答を繰り出してきたカカシさん。その返答に思わず呆気に取られる。
『ち、ちょっと待ってください！それってどういう事ですか！？』
何故私がチャクラコントロールが上手くできない理由を、異世界人だからだと論理付けるのか分からずカ、カシさんに必死で問い詰める。
「まあ聞け…そもそもの話、お前の住んでた世界にチャクラは存在しないって確か昔に言ってたよな？」
『は、はぁ……』
と思いきやいきなりそんな当たり前なことを話し出したカカシさん。てか、そうだから最初あんなにチャクラを練るのに必死に苦労したんじゃないか…何を今更。
「だがお前と初めて会った時、確かにオレは一般的なチャクラをお前から感じることはできていたんだ……これがどういう意味か分かるか？」
『はい、全くもって理解できませんね』
キリッとした目付きで真っ直ぐにカカシさんを見つめてそう言うと呆れたような目付きで深くため息をついたカカシさん。幸せ逃げるぞ。
というか私難しい話は結構苦手なんだって勘弁してくれ。
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色葉(プロフ) - 星月夜*ミルトニア[3DS]さん» 本当ですか！？ありがとうございます！！更新頑張ります♪ (2017年9月24日 0時) (
レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
星月夜*ミルトニア[3DS] - イラストのクオリティヤバイ………また見てみたいです！更新頑張ってください！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 4d66220430 (このIDを非表示/違反報告)
色葉 - 輝夜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！楽しんで頂けているようで何よりです♪頑張ります！ (2017年9月21日 6時) (レス) id: 53b50fa5d1 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - 面白くていつも更新ワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってください！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 88c1b11d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2017年9月13日 6時
