*02*発言に気を付けてほしい ページ3
「ていうかそんなに俺が羨ましいんなら青葉も女装すれば?」
光が淡々と絶対に無理なことを言う。
「いやお前……俺の顔と体格見て言ってる?完全にオネェになるよな?」
俺がため息まじりで言うと、光は俺をじっと見つめた。そして、
「……フッ」
鼻で笑った。
「な!今鼻で笑っただろ!」
「……ごめん。耐えられなかった」
「失礼すぎじゃね?!」
俺が突っ込むと光はクスクスと楽しそうに笑った。
本当顔が良すぎだろ……可愛い……
……って何考えてんだ俺。こいつは男!
……本当何回自分に言い聞かせればいいんだよ……てか、そもそもこいつがこんな格好してるから……
「青葉?何見てるの?」
じっと見てたからか、青葉は俺の顔を覗き込んで首を傾げた。
……クソ、紛らわしい仕草しやがって……本当よくない……もっと自分がかわいくて、男をドキドキさせてしまう可能性があることを自覚した方がいい。
「……惚れちゃった??」
……だからそういう発言本当に……
色々言いたくなる気持ちを抑えて俺は光にデコピンした。
「……バーカ」
*03*どうして女装するのだろう→←*01*毎日女子に囲まれたい
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作者名:彩鳥ねお | 作成日時:2020年3月18日 14時