Number7. 【irxs】

↓　ネタバラシ ページ42

「なぁんだドッキリ？焦ったぁ〜…」


「ねぇ僕めっちゃ騙されてたんだけど！！」


『ね〜なんで気付いたの…』


「こさめたちめちゃくちゃ準備したのにね。」


「ねーっ」と顔を見合わせて言う。


「マジ焦るからやめろや…」


『ごめんって。ちなみにまろくんが見たこさめくんは私とこれの練習してただけだよ。』


「それただ勘違いしてたってことやん、恥ず…」


少し顔を赤くして言うまろくん。


え、何これ珍しくない？


ちょ、写真撮る…


スマホを、取り出し、まろくんの顔を撮る。


「！？ちょA、何して…消せっ！」


『やだ〜、あ、でも後でグループチャットに載せてからならいいよ！』


「そういうことちゃうねん！！」


追いかけてくるまろくんから逃げ回る。


「まろ、Aが付き合ってるって聞いたとき１番焦ってたんちゃう？」


そんなまろくんをアニキもからかう。


「ないこ〜、こいつマジ何なん！？」


「ははははっ、まろ顔赤いじゃん、何？こさめくんにA取られそうで嫌だった？」


「お前もかよ！！」


取られるって…所属グループは変えないから大丈夫だって。


シクフォニくんは今のメンバーであってこそシクフォニくんなんだから。


「でもこさめくんもAも演技上手いよな。ないちゃんが言わなかったら絶対気付かへんかったし。」


『え、マジ？嬉しいんだけど…だってよこさめくん！！』


「よかった〜〜！ちゃんと出来てた？」


『出来てた出来てた！！こさめくん上手だった…！』


私も褒めると、「やった！」と可愛く喜んでいるこさめくん。


「も〜、面白かったからいいけど、こういうのやめて！焦るからっ！」


笑いながら言うないくん。


『ごめんごめん。でも喧嘩ドッキリの仕返しだよ？』


「なるほどね。…あ、そろそろ時間だ。解散でいい？」


『うん、大丈夫。急だったからね。じゃあ〜解散！』


私が声をかけると、ぞろぞろと帰っていくメンバーたち。


『こさめくん、ありがとね！今度お礼でなんか送っとくから！』


「え？いやいや、こさめも楽しかったからお礼なんてそんな…」


『んー…あ！じゃあ今度シクフォニくんたちと組んでメンバーにドッキリ企画やる？』


「おお〜、それいいね！らんくんに相談する！」


『ありがと！じゃあ、私片付けあるから、またね！』


んー、また楽しみ増えちゃった。


今度は何がいいかなぁ…

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