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『メンバー車から降ります』
"りょーかい"
無線から聞こえるこの気の抜けたような声、
ジウンだ。
うん。
知らないけど知ってる。
ジウンは、同僚のボディーガード兼通訳だ。
年は2つ下だが、私より先輩なのでタメ口である。
ちなみに言語は英語と中国語。
テレビ局の入り口で待機していたジウン
車のドアが開くとファンの子達や報道カメラがぐっと近づいてくるからガードする
『道開けてください！』
JU「離れてー。」
他のスタッフも加わり彼らのために道を作る
私はいつも通り、女性が多い側へ移動し体を張って彼女たちをメンバーから遠ざける
ボディーガードに女性の私が起用された理由はいくつかあるが、女性ファンに触れても問題ないというところが、1番の理由だろう。
女A「キャー！ジミン！」
女B「グクー！」
口々に推しメンの名前を叫ぶファンたち
『離れてください！』
『押さないで！』
女A「ちょっとどいてよ！見えないじゃない！」
女B「受け取ってー！」
私の体を突破しようとする人、
プレゼントをグイグイ隙間から出そうとする人、様々だ。
そう。
女は、女に対し、厳しい。
特に、推しメンのそばにいる女性スタッフには。
何も考えなくてもいいなら全員なぎ倒してしまいたいが、ここにいるのはファンだ。
怪我をさせてはならない。
一通り手を振るなどファンサービスしてからみな中に入る。
ジョングクもう振り向かないでいいからさっさと入って！
全員無事に中に入ると
"先に入っとくぞー"
イヤモニからの声
『ラジャ』
ゾロゾロと帰っていくファンを見送り自分も中へ入る
ウィーン
自動ドアをくぐり、一安心
『ふぅー。激しかった・・』
JU「そうだなー。でも今日は可愛い子が多かったなー。俺のファンもいたし♪」
『またそんなこと言ってw モテる男は違うねぇ』
ジウンは基本クールだけど、ノリは悪くない。性格も良いのでモテる。
しかも顔もアイドル並みなので、実はファンがいたりする。
JU「ってかさ、ユンギさんどうしたんだろ。」
『何が。』
JU「あのたんこぶ。」
『へぇ〜？たんこぶ？どうしたのかなぁー』(棒読み)
それ私が原因です。。
JU「うん。」
あとこの人、とっても目ざとい。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き楽しみにしてます(T . T) (2022年10月4日 23時) (
レス) @page50 id: 2657a5593c (このIDを非表示/違反報告)
irisirislusfin(プロフ) - ののん♡さん» コメありがとうございます。別のお話がもうすぐ完結しますので、こちらに戻ってきます！更新お楽しみに！ (2022年7月9日 15時) (レス) @page28 id: ff81f61bed (このIDを非表示/違反報告)
ののん♡ - 凄く面白いです！読んでてワクワクします！ (2022年6月12日 8時) (レス) @page26 id: 168fbd5e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2022年5月28日 18時
