グテサンドイッチ【TH・JK】

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TH side





"僕、ヌナにキスしたから。"





ジョングクの言葉に
俺はなにも驚かなかった。


それどころかむしろ
よかった、とさえ思った。




俺の愛する人が、
同じ人を好きになってくれたから。







こんなこと、世間では許されないことなのかもしれない。
受け入れてもらえないことかもしれない。


"またあいつ、ヤバいこと言ってる"
"やっぱり変な奴だ"


そう、後ろ指を指されるかもしれない。





でも、




JK「ヒョンはまた僕に秘密を作ったみたいだけど？僕は素直な人間だから、隠したりしないよ。」




じっと俺を見るジョングクの丸い目は





"ヒョンも素直になっていいよ"




そう言っているかのようで


"ありがとう"
"2人とも大事にするよ"



そういう思いでジョングクを見つめた。







TH「あっそ。じゃあこれからは、この家訓にならって生活しないと。ね、ジョングギ？」


JK「もちろん。」





俺たちは笑いながら
お互い手を差し出して握手した





"嘘をつかず誠実に、みんな平等に愛して、公平に助け合う"




はじめはなんで家訓が現れたんだろうって思ったけど、
ジョングギ、いい家訓を書いたなぁ。さすがだなぁ。





これからますます楽しく暮らせると思った矢先





JK「なにが問題なの。ねぇヒョン？w」


TH「うん。ヌナってほんと真面目だなぁw」





ヌナが家を出ていくなんて言い出した。
ヌナは昔から真面目だから、俺たちとキスしちゃったことに罪悪感しかないんだね。

気持ちいいことは、分け合えばいいのに。







『いやいや、あなた達は私と言う居候女に恋人の唇とられたのよ？普通キレるところでしょ？』




JK「とられたっていうか・・ねぇ？w」

TH「ヌナの唇とったのが、俺たち2人っていう・・イヒw」





JK「ヤー！ヒョン、表現が悪いよ。僕たち平等に共有したんだってw」


TH「あはっ そうそう平等に共有ねっ！わぁー、家訓通りだね！」





ジョングクを見ると


"ヒョン、わかってんね"


って顔したから、パチンッとハイタッチした。





うん、分かり合えてる。
やっぱり、俺のジョングギだ。






『それなんのハイタッチ・・？』






俺たちの感覚、
ヌナには理解できてない様子だけど






そのうちわかるよ？w

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