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少し走るだけですぐに息が上がってしまう
そんな身体にイライラしながら
私はユンギさんを探し続けた。
『まさか、、大邱?!』
"俺の本拠地は、大邱のばあちゃんの家だ"
ユンギさんが前に言ってたけど、
スマホで検索すると、KTXの終電は終わってた。
『どこ・・な、のっ』
ハァッ
ハァッ
額からポタポタと落ちてくる汗
喉がヒューヒューと鳴って
肺が捩れるみたいに痛い
『あ・・っ、あの、公園・・』
私は足を引きずりながら走った
==
公園に着いた頃には辺りは真っ暗で、
そこにある唯一の灯りの時計は、
深夜0時を指していた。
汗でぐっしょり濡れた服に
冷たい風が当たるとすごく寒い
空からは小さな雪がパラパラと舞い降りてくる。
『ユンギさん・・ハァッ・・』
自分の吐く息でよく見えない。
『ユンギさん・・いないの?』
目を凝らして辺りを見ると、
『はっ!!』
ベンチに座る誰か
暗いし向きが悪くてよく見えないけど、
でもあの背中は、
『ユンギさんっ!!!!』
間違いない
「A・・?何で、、」
私に気づき、こっちを見た
もたつきながら
私はユンギさんへ手を伸ばした
ユンギさんが来ていた上着には
真っ白な雪が積もり始めていて
真っ白なユンギさんをさらに白へ染めていた
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ミンの甘露煮(プロフ) - けぃたんさん» コメありがとうございます!ピッカピカにしてきてくださいね!いい事あるかも〜?❤︎ (9月4日 11時) (レス) @page40 id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
けぃたん(プロフ) - とてもいいお話でした。トイレ、綺麗にしてこよ〜 (9月4日 9時) (レス) @page40 id: 17b7ddcd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - 紗菜さん» 帰ってきてくれて本当によかった。甘露煮もこんな素敵な旦那さん欲しいです。ユンギさんがいたら、仕事頑張れますw これからもよろしくお願いします⭐️ (9月4日 8時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - アイリさん» 気に入って頂けてよかったです!ユンギさんの猫背は何故か可愛いの、何ででしょうかw これからもよろしくお願いします⭐️ (9月4日 8時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
紗菜(プロフ) - 神様が恋をしたら、素敵な旦那さまになりました。お帰りなさい。ユンギさん。素敵なお話、有難うございました。 (9月4日 6時) (レス) id: fe6f9b54b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2023年9月2日 0時