トイレの女神様、実は男【YG】

. ページ19

ユンギさんに教えてもらい
何とか仕上がった課長用の卵焼き



屋上でモグモグとお弁当を食べながら課長が来るのを待つ






今日の朝、ユンギさんは少し変だった。





＝＝




『いってきます』

YG「・・いってら」



『？』

YG「上手に出来たのか？・・ソレ。」



『まぁまぁかな？食べられる程度にはできたと思うけど、ユンギさんの味にはならなかった。残念。苦笑』

YG「それならいい。いってこい。」



『う？うん。いってきます。』


＝＝








"俺が教えてやったのになんで上手くできてねぇんだ！"
って怒られるかと思ったのに、まさかその逆なんて、、



不思議。

神様の考えることは私には理解できないや。







うん、このタコさんウインナー美味しい。








「パクさーん！！」




『あ、課長。』




大きく手を振り爽やかに登場したキム課長

ブルーの何かを抱えてる。






『何ですかそれ。』



抱えてるものを指さすと






"ピクニックしようと思って。"





課長は楽しそうにビニールシートを屋上に広げた

















『課長ってAB型ですか？』




私の数少ない友人に、4次元を発揮するAB型男子がいる。
名をキム・テヒョンというが、同い年なのに、頭は永遠の5歳児なんだ。


もしかして、課長もテヒョンと同じ部類の人間なんだろうか？






課長「僕？O型だよ？AB型は初めて言われたなぁ〜。ABは天才肌って言うじゃない？それも悪くないよね！」


ヒャッヒャッ







この人何がそんなに楽しいんだろう？


そう思うくらい、私の作った卵焼きを口いっぱいに入れてアルパカみたいな顔で食べながら、



昼休憩の時間いっぱいまでずーっと止まることなく話していた。

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す