私、ただの管理人です。【YG】2

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『ただいま』




部屋に入る





自分の部屋なのに
彼だってそばに居るのに



何だかソワソワして落ち着けない





ソンジュンだって、逮捕されたし
もうここは、安全なはずなのに














YG「A。」


『・・ん？』






知らず知らずのうちに握りしめていた手

大丈夫だから、とユンギはゆっくり開くと指先を撫でてくれた










YG「風呂・・入るか？その、怖いとは、思うけど、、」



『あ、、うん・・』






確かにソンジュンに洗われたままじゃ、、嫌だ

でも1人で入るのも、それはそれで怖い










『ユンギ、、一緒に入ってくれる？』




今は1人になりたくない









YG「ん」




差し出された大きな手の上に
自分の手を重ねる

















『洗って、ほしい』





そういう私に
大きく目を開いたユンギ


わかった、そう言って
ボディーソープの泡をモコモコにしていく






『ごめんね、わがまま言って』




ユンギには申し訳ないけど
ユンギで上書きしたかった








YG「俺は、いつでも歓迎するけど？」




ふんわりと笑ったユンギ



なんだか、緊張が解けた気がした



















シャー







頭の上から降り注ぐシャワー

洗い流される泡



白に包まれてた私の身体は
私の色に戻っていく






『ユンギ、、もう一回、洗ってほしい・・』



YG「肌が痛むよ。この辺で、やめとこうな。」





『・・・うん』




いつもよりお湯を熱めにしても、
何回体を洗ってもらっても







『私・・きれいに、、ならないね・・』









鏡に映るのはアザだらけの汚い身体
赤や、青のまだら模様がまるでエイリアンみたい

皮膚の奥の、ずっと奥まで汚れたみたいに思える










YG「A、入ろ？」





ぼーっと鏡を見つめたままの私を
ユンギは浴槽へ入れた








YG「Aは、今までも、今も、ずっときれいだよ。」





後ろから強く抱きしめてくれるユンギ
その腕は雪のように白くて


自分と対照的で嫌になる









『ユンギがきれいすぎて、説得力ないよ』




お腹に回る腕を撫でると
肩にユンギの顎が乗ってきた







YG「きれい？何言ってんだ。俺は真っ黒だよ。」





『え？』




YG「心がさ、真っ黒なんだよ。俺は今でもあいつのこと殺してやりたいと思ってる。」




『ユンギ・・』



YG「きれいなAを、俺の黒で染めそうで怖い。」

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