青組の弟妹組。

第２９話 ページ32

Aside


せっかく覚えてきたから数字は全部言った。


公にキモいって言われた。


…ひどくない？


そんなこんなで、今はアクセサリー屋さんに来ています。


『ねぇ公〜、いむくんの好みとか分かんないの〜〜？』


最初は行く気無かったくせに、楽しそうに見ている公。


公「ん〜？兄貴の好みか〜…うーん…結構可愛い系好きな気がする。」


可愛い系かぁ…難しい…


私の中での可愛いってさ、ほら、女の子が思う可愛い〜！！なんだよね。


だから、男の人の可愛いって何…？っていう。


『あ、そうだ。今日りーくんのやつもある程度考えとかないと。』


今日は１０月２０日だからー…いむくんはあと１か月無くて、りーくんはあと１か月と１０日か。


公「あ、りうの誕プレは俺も考えないとだわ。被らないように今決める？」


え、何、公から提案とかすごい珍しい気がする。


『…だったらいむくんのも今決めたほうがよくない？』


公「そっか、そうだわ。じゃあ、りうと兄貴の考えるか〜。」


公と適当な会話をしながら、店内を見て回る。


んー…あんまりいいのないなぁ…


横を見ると、公も同じなのか、微妙そうな顔をしている。


結局、しばらく悩んだんだけど、良いのが無くて。


『…無いなぁ…違うお店行ってみる？』


公「…そうするか。」


何がいいんだろう…と考えながら公と歩く。


アクセサリー系って好み分かれるからなぁ…


と、公が足を止めた。


『ん？どうした？』


公が立ち止まったお店は、雑貨屋さん。


すごい可愛い系のお店だけど…どうしたんだろ。


公「ここでさ、マグカップとかなんかないかな。女子ならそういうの得意だろ？」


『あ、それいいかも！メンバーカラーのとかあったらもっと良いね！』


ってか、すごいこのお店可愛いものいっぱいある。


誕プレのついでに自分のものも買ってこっかなぁ…


公とはばらばらで店名を周る。


ん〜、最近ちょっと寒くなってきたなぁ…


１０月も下旬になると段々寒くなってくる。


…あ、マフラーとか？


我ながらいい考え。マフラーにしよ。


先に公に伝えとくかな。公どこ行った…？


あ、いたいた。


『公〜、私マフラーにする。』


公「りょーかい。じゃあ俺はマフラー以外の物にするわ。」


マフラーコーナーは…あった！


わぁ、結構種類ある。


どれにしよっかな…

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